『月と金星』より抜粋
カクテルシェイカーのようによく冷えた中央線特別快速の中、レシピサイトで今晩の献立を考えていると同僚の牧さんからメッセージが入った。
『よ』
『よー』
『お疲れ』
『まだ経理部いる?』
『お疲れ様です』
『いや』
『そろそろ最寄りです』
『はや!笑』
『まぁたまにはね笑』
『牧さんはお決まりのやつですか?』
『からかう暇あるなら助け舟出してよ、、華金なのに、鹿島が私を離さない』
課長の鹿島さんは彼女が大のお気入りで、金曜はいつも仕事を増やして2人で残業し、20時頃飲みに誘うのがお決まりだった。
『笑』
『そうしたいのは山々ですが』
『うん、どうしようもない』
『あのさ、今日見たい映画あるんだけど、トムハーディ主人公のやつ。帰りにTSUTAYAで借りてく?』
その文面を見て僕は目を閉じた。
やってしまった。
一昨日の昼下がり、社食で山菜蕎麦を食べていると、珍しく彼女が声をかけてきた。
「どうしたんですか」
「だって。周り人いないし」
確かに、200席ある空間には僕たちをのぞいて4,5人しかいなかった。
「あらほんとう。でも仕事戻らないと鹿島さんに残らされますよ」
そう言うと、彼女は少しもじもじして言った。
「あのさ、金曜お邪魔してもいい?」
確かにそう言っていた。そして僕は予定も確認せず、蕎麦をすすりながら確かに頷いた。
きっと彼女の中では今夜のシナリオが緻密に練られていたに違いない。21時ごろ駅に到着、帰路で好物の肉まんとコーラを買ったらマッドマックスかブロンソンを観る。ダークナイトとインセプションも捨てがたいが、ノーラン監督のハーディは決まって脇役だ。そして映画が終われば午前2時のシーツで深い眠りにつく。
僕は卑しくも先約と彼女を天秤にかけた。
『すいません』
『今日弟が来ることになって、』
ありのままを伝えればきっといい思いをしないから、僕は一部だけを切り取った。
既読はついたが返答は遅く、腹の底が締め付けられた。
『そっか』
『まぁこればかりは仕方ない』
『あんまり会えないだろうし、家族団欒を楽しんで!』
『ごめんなさい、』
『気にしなさんな。明日死ぬわけでもあるまいし』
『来週ブロンソン観ましょう』
『え、なんで分かったの』
『好みそうだから』
『そっか笑 ありがとね』
『こちらこそ、ありがとう』
タイミングを失った曖昧な関係の果ては、一体いつ訪れるのだろうか。
列車の扉が開き、ホームに足をつけると、顔には茹だるような熱風が吹き付け、今夜は熱帯夜になると予感した。
巨大な看板が見下ろす駅前広場はくたびれて背筋が曲がったサラリーマンや出会いを求める溌剌とした若者で溢れている。雑居ビル群の隙間に張り巡らされた薄暗い商店街に入れば、魚の煮付け、肉饅、もつ煮に焼き鳥、色んな匂いの湯気が空間に立ち込めてすごい湿気だった。
僕は客引きを避けながら、地下の食品店で肉野菜を買い足し、一本裏手に入って桃色の壁が大変チャーミングなフィリピンパブ脇の階段を上がった。
薄っぺらい扉向こうの築50年2DKに期待できるものなんて何もありゃしない。生活に必要なだけの家具とオーディオと数本の植木鉢があるだけだ。
床に散らばるペットボトルや延長コードを避けながら僕は汗ばんだ服を脱ぎ、大窓を開けてベランダに出た。目の前には雑居ビルに囲われた小さな中庭と一本の街灯があり、そこでは子供達がキャッキャとボール遊びを、猫はシャーシャー喧嘩を、パブのママはゴンゴン洗濯機を回していた。
頭上の四角く切り取られた空には、藍夜に飲み込まれる夕焼けの中、淡い輪郭を持つ月と金星が寄り添うように輝いており、さながらムンクの星月夜のようだった。
「そんなもん吸い出しちゃって」
口元で紙煙草がじんわりと赤い火を灯す中、ママは言った。
彼女の会話の始まりはいつだって間が悪い上に好戦的で耳に障る。
「あれ、こりゃどうも。これから出勤ですか?」
僕はフェイスパックにヘッドタオルの大怪獣ダダもといママへ聞いた。
「暇ならうち手伝いなよ。先週ちょうど一人辞めたから」
「毛の処理してませんけど大丈夫ですか」
「客引きだよばか。つまんないボケしやがって」
「まぁまぁ。そういや、今日葉来ますよ」
そう言うと、彼女のフェイスパックは顔から剥がれ落ちた。
「えー!早く言ってよ!いつ来るの?」
「さぁ、特に聞いてないんで」
「聞けよ」
「時間あったら寄りますよ」
「なくても寄りな。成田屋のちゃんぷるーあるから食べさせて。あの子成長期なんだから」
「いつもすみません」
火を潰して部屋に戻ると、僕はたまっているオールナイトラジオを流しながら牧さんの歯ブラシやパジャマをしまい、床は念入りに掃除機をかけた。浅ましいことは自覚している。
『今まで本当に長い間、お世話になりました』
そんな言葉を聞いたのは3年前の春のこと、近所のバス停だった。
田村光は深々と頭を下げ、まだ小学生だった弟の葉とこの部屋を出ていった。
僕がうつむく彼を「またな」と強く抱きしめると、「本当にまたあるの?」と返ってきた。
「うん、絶対あるから、大丈夫」
そう言いながら、僕は彼女の目を見て頷いた。
「じゃあ、行くね」
「うん、元気で」
「樹も元気で」
光はとても穏やかな表情をしてバスに乗った。
車体が交差点を曲がって視界から消えた時、長い年月をかけて築いた自分の半身が死んだ気がした。
「こんな終わり方後悔するよ」
ママはそう言った。
「どうしようもないでしょ」
僕はそう言い、階段を上がった。
最低限のものが持ち出され、「捨てて」と告げられた穴あきのニットやダイアナのヒール、使い古したスケボーはあまりに生々しく、今でもクローゼットの隅に残したままだ。
随分昔、光へ告白をしたその日、彼女は僕を自宅に連れて行った。
煙草の煙が立ち込める古いアパートには痣のある母親とその恋人と、赤ん坊の葉がいた。
一目でその家庭に何が起きているか分かった。
そしてその日の夕方、僕はアパート脇のブランコでひどいフラれ方をした。
だから18になったら3人で住もうと言い返すと、彼女はくしゃっと笑った。
3人で7年間、この部屋で暮らした。働いてばかりで余裕のある暮らしなんて送れなかったけれど、幸せだった。葉を自分の弟のように、子供のように可愛がった。
入学式も授業参観も運動会も、僕は当たり前のように出席したし、色んな場所を3人で見て回った。
そして葉が人一倍努力家で、思いやりのある自慢の少年になった時、僕と光はとうに恋人ではなくなっていた。
彼らが去った晩、ソファに座って呆然としていると、葉から電話があった。
深夜零時の公衆電話からだった。
「もしもし」
「葉?どうした?こんな時間に出歩いちゃダメだろ」
「コウちゃんと同じ布団だから寝らんない、なんか部屋臭いし」
「そっか、それは寝られないな」
「もうほんとに戻れないの?」
「うーん、分からない。やっぱりちょっと難しいかもな」
「ほんとに俺のせいじゃないの?」
「それだけは違う。何度も言うけど」
「戻りたくないの?」
「戻れるなら、うん、戻りたいかな」
「俺も戻りたい。帰りたい」
「うん、そうだよね」
「うちに帰りたい」
血も縁も繋がらない少年のすすり泣きに、僕は携帯を押し当てることしかできなかった。
スピーカーから流れる宇多田ヒカルのニューシングルと共に鶏の一枚肉を卵にくぐらせていると部屋にチャイムが鳴り響いた。粘り気のある手のまま扉を開けると短髪になった葉が立っていた。
「えらい早くないか」
「部活早く終わったから」
「なんで息荒いの」
「走ってきた。何となく」
「若いって罪よねー」
僕はそう言いながら、彼の手に下がる成田屋のビニール袋を見た。
「あ」
「え、まじ」
僕が頷くと、彼は大きく溜め息を吐いた。
「まぁ、育ち盛りだから大丈夫。二人前食え。というかどうしたそれ」
襟足まで伸びていた彼のさらさらヘアーは3週間見ないだけで引き締まったツーブロックに変わっていた。
「変?」
「変じゃない。ただ垢抜けたなぁと」
そう言うと、彼は少し口元が緩んで嬉しそうにした。こんな素直な高校生この世にいるかねってくらい素直で、こっちが恥ずかしくなる。
「お、チキン南蛮!手伝うことある?」
「いやいいよ、ゲームでもやってろよ」
「えーそうですかー」
葉はテレビゲームを立ち上げて通信対戦をはじめ、僕はキャベツを千切りにした。
彼の高校進学を機に、二人は新高円寺から四ツ谷に引っ越したと聞いた。
二人がどんな物を食べて、話して、誰と暮らしているのか、僕は何一つとして知らない。
葉は彼女のことを話さない。話したがらない。
高温の油にくぐらせた鶏肉はパチパチと小気味良い音を立て綺麗なきつね色に揚がった。それから隣のコンロで醤油と砂糖とみりんベースの甘辛いタレを作り始めると、葉はゲームを止め、冷凍庫にあった残り物をひょいひょいと集めた。
「えー、いいのに」
「大したことしないよ」
「味噌汁?」
「うん」
僕はだしの素を渡し、彼は鍋に火をつけて具材を炒めた。改めて横目で見ると、身長は僕とそう変わらないし、体つきもがっしりし始めていた。
彼がまだ保育園の頃、仕事漬けの彼女は家を開けることも多く、大学生だった僕と彼は、よくこのキッチンにいた。
初めて彼の好物のチキン南蛮を作った夜、出来上がりはまずまずだったが、やや事有り気な表情の葉を見て僕は慌てた。
「ごめん、コウちゃんのと違った?」
そう聞くと、彼は首を横に振った。間違いなく揚げ物担当の自分に非があると確信したが、原因も分からず、僕は葉が残さず食べる姿をじっと眺めることしかできなかった。
一連の出来事を深夜に帰ってきたコウちゃんに話すと、彼女は静かに笑っていた。
「うちはさ、なんでか卵と小麦粉なんだよね。もしかするとお父ちゃん九州出身だったのかも。ほら、私顔も濃い目だし」
彼女は眉間の掘りをつまみ、金麦をぐびぐび飲みながらチキン南蛮もどきを食べていた。
「なんだ、美味しいじゃん」
「そりゃレシピ通り作ったからね」
「葉は贅沢なやつだなぁ」
食事を終えると彼女はすとんと眠り、朝になればまた働きに出る。襖越しの葉が起きないよう、僕たちはいつも明かりと声を絞って深夜のわずかな時間を過ごしていた。
「じゃいただきまーす」
葉は何とも行儀悪く、山盛り茶碗の上にどっさりと肉を乗せ、タレのしみた米をかき込んでいた。
「うまい!」
「そりゃ良かったよ。なぁ」
「ん?」
「彼女できました?」
僕がそう言うと、葉は僕を睨んだ。
「なんで?」
「当たっちゃったか」
「違うって」
「じゃあ気になる子?」
彼はいや、と首を傾げながらもゆっくり頷いた。
甘酸っぱすぎて叫びたくなったが、嫌われたくないので我慢した。
「写真ある?」
そう言うと、彼はスマホを取り出し、真剣に写真を探し始めた。
見せちゃうの、見せちゃうのか!本当にこいつには思春期がないのか!
ツーショットの写真に映る彼女はまぁ結構な美人で、こいつは面食いだと確信した。
「お、可愛いじゃーん。と言うかツーショット」
「普通に、体育祭の時のやつだし」
「いや体育祭でも二人じゃ撮らないだろ」
それから僕たちは彼女にアプローチするための戦略を紙に書いて練った。練りながら、かつての自分が使ったアプローチと同じものだと気づき、我ながら呆れた。
「焦らずゆっくりやりたまえよ葉くん」
僕は葉にチキン南蛮の一切れとトマトをあげた。
「トマトはいらない」
「贅沢なやつだな」
「樹はさ、彼女とかいないの?」
「え」
初めて聞かれた、そんなこと。
「ごめん、忘れて」
「いたら、どう思う?」
「うーん、まずはちゃんと紹介してほしい?かな」
「・・・・呼んでみる?」
かくみつ食品 ねぎ味噌漬け油揚げ 在 ロシアン佐藤『おなかがすいたらMONSTER!』 Youtube 的最佳解答
今日の動画は視聴者さんからのリクエストで
味噌煮込みうどん!ご飯は豪華に天むすを🥺♥
目次
0:00 START
0:37 天むす作るよ
2:59 味噌煮込みうどんつくるよ
4:34 食べるよ
7:51 ズルズル
8:10 たべるよ
10:32 味変
15:04 しゅわしゅわ
15:56 おわりのことば
16:39 おまけ
味噌煮込みうどんを参考にしたのは 白ごはん.comさん
https://www.sirogohan.com/recipe/misonikomi/
天むすは千寿の天むす風を文章を頼りにレシピに起こしてみました🙆🏻
👇私の使った材料こちら
★味噌煮込みうどん
生うどん 600g
長ねぎ 2本(青いところも使う)
椎茸 5〜6個
しめじ 1株
にんじん 1本
かまぼこ 2本(薄切り数枚は上に載せる)
鶏もも肉 400g
油揚げ 4枚
卵 4個
※だし
だし汁 2000ml
赤味噌 140g
みりん 75ml
砂糖 大さじ1
★天むす
うるち米(準備の際に浸水しない、さっと洗う) 450g
もち米(準備の際に浸水しない、さっと洗う) 50g
かつおだしの素 2g
水 550ml
酒 大さじ2
えび(小さめでOK) 20尾
※エビの汚れとり
塩(汚れとり) 適量
片栗粉(汚れとり) 適量
酒(汚れとり) 適量
※エビの漬け込み液
酒 180ml
塩 2g
※衣
薄力粉 70g
かつおだし(硬さを確認しながら調整) 80ml〜120ml
白だし 大さじ2
塩 適宜
海苔(おにぎりに巻きます。適切な幅に切っておく) 適量
*********************
大口モンスターロシアン佐藤です。
食べること、美味しいごはんが大好きです!
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かくみつ食品 ねぎ味噌漬け油揚げ 在 まとめまとめの Youtube 的最讚貼文
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ユネスコの世界無形文化
遺産に登録されたのを機に
「日本食」への注目が
国際的に高まるなか、
東北大学の研究グループが
今から40年ほど前に一般
家庭で食べられていた食事を
4週間食べ続けたところ、
ストレスの軽減や体脂肪率の
低下などの効果があることを
確認した。
日本人の平均寿命が延びた
要因の一つにあげられる「日本食」
日本食に使われる特有の食品
成分が影響していると考えられ、
世界中で多くの研究がなさ
れているが、
これらの研究は、特定の食品
成分にだけ焦点が当てられ、
「日本食」全体を調べた研究はない。
東北大学大学院の都築毅准
教授らのグループはかつて、
現代と過去の日本食を
マウスに食べさせる実験で、
1975年ごろに食べられて
いた食事が、
肥満を抑制し糖尿病や脂肪肝、
認知症を予防し、寿命を
延ばすうえで、
最も健康に良いことを確認。
今回の実験では、
年齢20歳から70歳までの
BMI指数が24?30
以下の軽度肥満者
(60人)と健康な人(32人)
の計92人を対象に、
1975年の日本食と現代の
食事を食べてもらった。
1日3食28日間食べて
もらったあとに、
健康診断を行ったところ、
1975年型食事を食べて
いたグループでは、
BMIや体重が明らかに減り、
悪玉コレステロールや
糖尿病の指標となる
ヘモグロビンA1cが減少
傾向を示す一方で、
善玉コレステロールは増えたという。
また健康な人32人を
現代食と1975年型の
食事を食べる2グループに
分けて実験した結果、
1975年型の食事を食べた
グループでは、
ストレスが軽減されて、
運動能力が良くなることがわかった。
実験で再現した
1975年型の食事の特徴は、
▽主菜と副菜を合わせて3品
以上になるよう、
さまざまな食材が少しずつ
使われており、
▽調理法では「煮る」
「蒸す」「生」が多く、
食用油を多用する「揚げる」
や「炒める」は控えめだった。
▽食材では大豆や魚介や野菜、
果物や海藻、きのこ、緑茶を
積極的に摂取しており、
▽調味料では出汁や醤油、
味噌、みりんなどの発酵系
調味料が多く使われていたという。
実験を行った都築准教授は
「約40年前の日本食が
健康にいいと広めることで、
現代の食生活を見直す食育に
役立つことが期待できる」
と話している。
粗食にしろと?
その通りだと思うよ。
いい線突いてる。
粗食どころかむしろ栄養
満点で豪華な食事に見えるが…
朝からボリューム満点やん
昼いらんわ
俺もそう思ったが、もしか
したら朝を抜いたり軽くして
昼夜その分食べるから不味いのでは?
と思えなくもない
昼飯はそもそも必要ないしな
昔は1日2食だったんだから
昔は慢性的な食料不足だったからだろ
化学調味料や加工物、
どこの国で採れたかも
わからない食材だらけの
今より悪いはずはないわな
40年前なら今より悪かったよ
菓子にはサッカリンにチクル、
ハムやソーセージは発色剤で
真っ赤っ赤、
なんにでも味の素
味の素は狂ったようにかけ
まくってたな。
確かに。
あれは何だったんだろう。
その時代の真っ赤なの
ソーセージは着色料
今の美味しそうなきつね色の
ソーセージが発色剤
その発色剤と保存料の
コンボが劇悪らしいよ
赤いソーセージは全然マシ
赤いソーセージの金具剥き辛かったな
良く見ると、献立が非常に
ワンパターン
貧しさが透けて見える
今よりはずっと裕福な家庭が
多かった。
知性も品格もあり、日本人が
一番全うだった時代。
ただ、今ほどの物の品数が
無かっただけ。
飯だけじゃないんだよな。
昔の人間はとにかく良く歩いた。
さらに遡って江戸時代の
人間なんかは50キロぐらい
平気で歩いた。
交通手段が発達してないから、
そりゃ歩くしかないよね
江戸時代後期の白黒写真で
飛脚を生業としてる人の
写真を見たけど
細マッチョってこういう人の
ことを言うんだなって
思うほどの体つきだったわ。
【飛脚】
急を要する書類・金銀などの
小貨物を配達する人夫。
律令制の駅馬に発し、
鎌倉時代は京都・鎌倉間に
早馬があった。
江戸時代には駅伝制が急速に発達、
幕府公用の継ぎ飛脚、
諸藩専用の大名飛脚、
民間の町飛脚などがあった。
1871年(明治4)郵便
制度の成立とともに廃止された。
飛脚の食事が質素で驚いた
外人が肉を食べさせたら
飛脚が走れなくなった話は有名だな
栄養学なんてまだ全然解明されてない
住んでいる風土に適応した
個体が生き残って繁殖した
結果が民族だからな
魚を蛋白源にしていたのがいきなり肉
(それもこの時代だと質が
悪いのしか日本では手に入らない)
なんか食ったら五臓六腑が驚くわw
明治時代に日本に来た
ドイツの技師が飛脚の身体
能力がズバ抜けていることに
驚いて何を食べているか
聞いたら玄米と漬け物だけ
じゃあ肉を食わせたら
どんだけパワーアップする
のかと食わせ続けたら
みるみる痩せ細って半端なく
遅くなったらしい
40年前なら、車に乗っ
てない人も多かったんじゃね?
運動量が今より多いと思う。
今じゃ、父ちゃん、
母ちゃん、息子に娘が全部車
乗ってる時代だぞ。
食事の問題じゃねえんだよ。
40年前なら既に一家に一
台車があるし、
家族一緒にってのが普通だったから
皆車で移動してたのは今と
変わらんよ。
それにには食事だけで差が
出たと書いてあるだろ?
んなことはない
うちの近所のオッサンたちが
俺の親父も含めて、
2台の車でソフトボールの
試合に日曜日ごとに行ってたわ。
そもそも絶対的交通量が
今とは比較にならん。
団塊ジュニアで子供があふれ
かえってた時期なのに、
今みたいに通学路歩くのも
おっかなびっくりなんて
ことは無かった。
牛肉はまだ高級品でクジラ
肉がよく食べられていたし、
米はまもっと安かったから米
食えの時代だったし。
たしかにクジラしょっちゅう
くってたがハンバーグだの
焼肉だのステーキだのもよく
くってたがな。
40年前小学生時代。
秋田の山奥。
当時の好物が馬肉ステーキで
九州の親戚に遊びに行った
とき何食いたいと聞かれて
馬肉ステーキと堪えたら
ふざけないでと言われた。
九州では馬肉は刺身で食うもんだ
当時は馬刺し知らなかった。
九州と言っても福岡だから
馬肉自体普通には売っ
てなかったらしい。
あとクリスマスにはターキー
丸焼きしてた。
考えたら今よりいい生活してたな。
まあ方向性としてはその
通りで肉や油ものは
少なかったし塩味噌醤油酢
みりん砂糖が味付けの基本だったね
当時は酸っぱいミカンが最後に残った
今はみんな甘くておどろくよ
酸っぱい方が体には良い
食卓に並んだもんの記憶は
小学校低学年ぐらいからしか
ないんだけど、
35年前の時点ではもっと肉
っ気多い献立の家庭が
多かったんじゃないかと思う
多分40年前でもこんな
魚ばかりな感じではない
地域差じゃね?
肉はカレーや肉じゃがに入っ
てるぐらいだったわ。
たまにすき焼き。
オレンジ牛肉輸入自由化って
しらんかね
昔は牛肉がすごく高かったんだよ
食卓に魚よか肉の方が多く
なったのは安い輸入肉が
出回るようになってから昔は
オージービーフもなかった
輸入はアメリカ肉だけ
マウスじゃなくて初めから
人間でやれよ。
夕食のメイン魚しかねえじゃん。
キツいな
昼食の真ん中、この当時の
ウインナーの色は赤かった
犬は庭に鎖でつながれてぶっ
かけご飯を食べされていた時代
1975年なんて日本は公害
地獄だったはずで健康に良い
時代なわけない
食べ物も汚染されてるよ
よっぽど今の方がマシだ
蒸し物は本当に食べなくなったねえ
昔は肉が高かったから煮物に
入ってたのは厚揚げかちくわだったな
40年前というと、塩分
大好きな東北と薄味の
大好きな関西とでかなり差が
あるとおもう。
21世紀の今日日ですら、
脳卒中の上位県は東北だし。
関西は薄味って聞いてたけど、
ただの思い込みだよ
全然薄味じゃない