#ポプコムソフト(小学館)が発売した、オリジナル版となる88用RPG('88年)からの98移植版。
落語家の三代目・三遊亭圓丈氏がシナリオを手がけた。
ゲームデザイン的には正統派RPGで、戦闘はタクティクスタイプだが、操作自体は全自動。
CTMというパラメーターが主人公との親密度となっていてパーティを動かす要となる。
本作は製作中に三遊亭圓丈氏がスタッフと揉めてしまい、シナリオを書き切らずに抜け、ゲーム最終盤のシナリオはアルバイトスタッフが埋めた。そのため本作の以下の問題点に関して圓丈氏は「俺は途中で抜けたから知らん」で通している。
問題点としては、戦闘に於ける仲間AIの微妙さ、フィールド等を歩く移動速度が遅く、お使いイベントなどはかなりの苦行を要する。また、魍魎跋扈するフィールドには、宝探しや嫁探し、職探しをする人がのんきにうろうろしており、しまいには魔物でひしめき合う砦の中にまで一般人が普通に存在する。
物語の重要なシーンでは三遊亭圓丈氏や立川談之助氏などの芸能人が登場して世界観には統一性が感じられないなど。
しかし粗い部分が目立ちはするが、ARPGやWizardryタイプのものが中心だった当時のPCゲーム業界に於いては正統派スタイルの本作は本気で遊べる一作だったのは事実。
BGMは恋瀬氏と鈴木氏による共同編曲。
編曲：岡村宏美(恋瀬信人)氏、鈴木喜一氏
manufacturer: 1988.12 POPCOM SOFT / GLODIA
Computer: PC-9801 series
Hardware: YM2203
arranger: nobuhito koise,Kiichi suzuki
--------------------------------------------------------------------
00:00:00 01.サバッシュのテーマ (プロローグ)
00:00:37 02.サバッシュ メイン・タイトル(オープニング)
00:03:58 03.ファルガナ地方
00:08:49 04.ファルガナ城
00:11:21 05.カナートの財宝
00:14:13 06.アルフールの大要塞
00:16:39 07.カルムの塔
00:19:58 08.マラメイヤ地方
00:23:45 09.トマ村
00:26:53 10.ドルゲスタン大陸
00:30:17 11.ドラゴン小国
00:33:44 12.グールの館
00:37:46 13.ブルバン要塞
00:41:59 14.ダルゾン帝国
00:46:12 15.モンスターバトル
00:49:29 16.エンドタイトル (エンディング)
00:52:45 17.悲劇のテーマ
00:55:30 18.ファイナルシューティング
00:57:56 19.ショッピング
00:59:37 20.きずな
01:02:29 21.苦闘の果て
01:04:35 22.ファンファーレ1
01:04:46 23.ファンファーレ2
01:04:57 24.残念賞1
01:05:06 25.残念賞2
-------------------------------------------------------------------
