東京・JR中央線東中野駅から降り、ギンザ通りを歩くこと2分。看板がかかっている奥にお店へと繋がる階段があります。その階段を登ると薄暗い店内で、カウンター席が数席あり、2名がけのテーブル席が4席ほど。こじんまりとしていて薄暗い店内なので、一人で落ち着きたい時や、カップルのデートや友人とゆっくりおしゃべりしたいときにはもってこいですね。
COFFEE BAR GALLAGEでは、フルーティーさを引き立たせるために基本的に浅煎りを使用しています。エスプレッソマシン・ハンドドリップ・エアロプレスと豆に合わせた器具を使用した淹れ方で提供されます。
コーヒー業界でサードウェーブの次は、フォースウェーブで「コーヒーカクテル」が一つのキーワードになるのではないか、という人がいます。
バーでお酒を飲むような感覚の、高品質なコーヒーを楽しむスタイル。スペシャルティーコーヒーがこれだけ流通していれば、このように特別な一杯としてコーヒーが楽しめるのは、贅沢で、より心を穏やかにしてくれるというのは素晴らしいですね。
私がこのお店に伺った理由は、疲れた体に染み渡る美味しいコーヒーを、静かな空間で楽しみたかったからです。その願いの通り、店員さんが丁寧に今の気分を聞いてくれて、コーヒーを提案してくれました。「甘みの感じられるコーヒーがいいです」と伝えると、3種類の豆の香りを嗅がせてくれたので、その中のエチオピアのナチュラルを選びました。提案頂いた抽出方法はエアロプレス。今回はその淹れ方で注文しました。エチオピアのウォッシュドではなく、ナチュラルなので、フルーツの甘みがあり、赤ワインのような、ブラックチェリーのような、渋みも感じられる繊細な一杯でした。
「エチオピアのナチュラル」というのは、産地がエチオピアで、その精製方法がナチュラルプロセス、という意味です。
コーヒーの精製方法について少しお話します。
コーヒーノキになる木の実(コーヒーチェリー)の中に、原則2粒が1対になった種子が入っていて、これをコーヒー豆と呼んでいます。コーヒーって実は、「豆」ではなく「種」なんですよね。
さくらんぼをイメージするとわかりやすいですが、種のまわりにはヌメヌメした粘液質が付いています。このヌメヌメしたものがミューシレージと呼ばれ、これらを取り除いたり、あるいは実のまま乾燥させたりというのが精製過程にあたります。
この精製方法の違いが同じ産地のものでも味に違いをもたらすんですよね。
コーヒー精製法には大きく分けてナチュラル(乾式)とウォッシュド(水洗式)の二種類があり、ナチュラルは、コーヒーを摘み取ってそのまま乾かす方式。ウォッシュドは、表面の皮を剥がしてから発酵させ粘液質(ミューシレージ)を除去する方式です。(その中間に位置する「パルプドナチュラル」または「ハニープロセス」なんて言うものもありますが、それはまた今度)
今回頂いたコーヒーは「ナチュラル」ですので、収穫した実をそのまま乾燥させたことになります。「ナチュラル」は、熟成したワインのような風味や、コーヒーの果実から移ったフルーツの甘味と豊かなコクが特徴です。
閑話休題。
こちらのお店には他にも、約10種類の豆を取り揃えています。
同じ豆でも精製方法や淹れかたが変われば、フレーバーも変わるので、色んな楽しみ方ができるのではないでしょうか。
更に、コーヒーそのものに炭酸ガスを入れたドリンクや、コーヒーを使用したカクテルなど、アレンジされたコーヒーを飲むことができるのも魅力の一つです。
ちなみに、店員さんがカメラ好きということで店内には写真の本が多く置いてあり、カメラの話になると話が止まらなくなる程でした。
COFFEE BAR GALLAGE
住所:東京都中野区東中野3丁目8−5 遠田ビル 201
営業時間:火~日 14:00~23:00
定休日:月曜日
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#10秒コーヒー
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