2020年8月9日(日)、神奈川県横浜市中区で行なわれた『野宿させろ!横浜一揆』の記録映像です。
一揆と称した人々が自作のお神輿(のようなもの)を担ぎながら、「野宿してもええじゃないか」と叫び踊りながら横浜みなとみらいを練り歩きました。
野宿者排除反対がこのデモの趣旨で、みなとみらい線・馬車道駅にホームレスを排除する趣旨の張り紙が貼られたことに関して、みなとみらい線を経営する横浜高速鉄道および株主の横浜市に対して声をあげました。
デモ隊は、関内駅南口にある大通り公園(石の広場)を出発し、横浜スタジアム前〜横浜市中区役所前〜中華街東門前〜横浜高速鉄道本社前〜山下公園まで、約2.6kmのコースを行進しました。
横浜一揆の横浜デモとしては5回目のデモ行進でした。
彼らは今後も「横浜には騒ぎが必要だ!もっと路上で遊ばせろ!」という考えのもとデモを行っていくとのことです。
このデモは抗議を行う一方で路上解放を訴えるアクションでもあります。
[馬車道駅の張り紙]
問題の張り紙には、「駅構内で、新聞紙や段ボール、私物等を置いて居座ることは、駅をご利用されるお客さまへのご迷惑となりますのでおやめください。」と書かれており、行き場を失い駅に滞在している人々の周りに大量に貼られていました。
映像にあるように執拗に貼られまくっています。
張り紙が貼られたのと同じ頃、馬車道駅直結の商業施設がグランドオープンしました。
その駅直結のビルには、商業施設だけでなく文化施設、高級宿泊施設や分譲マンションが入っています。
また、新しく移ってきた横浜市役所の最寄駅が馬車道になり、横浜市職員が毎日利用しています。
張り紙が貼られたことと、これらの事柄が関係ないと思わないではいられません。
私が馬車道で張り紙を撮影した際に、お話を伺ったホームレスの方(70歳)は、「近くに簡易宿泊施設もあるがコロナが心配なのでソーシャルディスタンスが取れるここにいる」と言っていました。
また、「オリンピックが延期されたしコロナで観光客が少ないから今年はどうにかこうにかここにいさせてもらっているが来年はどうかわからない」とも言っていました。
横浜高速鉄道および株主の横浜市は、人権尊重をまず第一に考え、社会的弱者の排除の動きを積極的に止めさせ、できる限りの支援をするべきだと思います。
■Twitter
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撮影・編集:秋山理央
機材:SONY HDR-PJ790V、TASCAM TM-2X、Hague Mini Motion-Cam
秋山理央
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