やってはいけない「日本の定説」
Q:
ワークアウト初心者です。
日本ではワークアウトや健康について
様々な流行や定説があります。
北島先生は原理からはずれているものは
実践すべきではないとアドバイスされています。
そこで北島先生が一番やってはいけないと考える
日本にある定説を教えていただけますでしょうか?
最後になりますが、いつもメルマガや動画楽しみにしています。
今後も勉強させてください!
A:
その人の目的や行うタイミングなどにもより
「正しいか、間違いか?」は変わります。
目的をかっこ良い外見を作ることやスポーツのパフォーマンス向上
のために通常行うワークアウトとして日本国内でもっとも一般的な
定説で一番やってはいけないことは・・・
「踵に体重をかけたワークアウト」です。
特に、スクワットをおこなう際になぜか日本だけで
踵に体重をかけることが良いとされています。
これは、スタイルアップやスポーツのパフォーマンス向上には
明らかに相反しています。
色々と細かいことを並べて最もらしく踵重心を推奨している
トレーナーが日本にはいますが冷静に考えてください。
単純に間違っていることがわかるはずです。
スポーツのアクションを起こす時は必ずつま先に重心が入るのに
それとは間逆の踵に重心をかけて重いウエイトを持って運動をす
るとどうなるのか?
それは、スポーツのアクションでは使わない方の筋肉を
常に鍛えるということになります。
また、見た目という観点からもスポーツのパフォーマンスが
低下するような部位の筋肉が過剰発達していれば動物の本能
として魅力のない見た目になるのも当然の話です。
わたしがアメリカで教わっていた時に良く言われたのが
日本人にありがちなミスは「トゥーマッチフォーカス」です。
これは、近くに焦点を寄せ過ぎるあまりに全体が見えなくなって
間違いに気付かないという意味です。
たとえば、自動車があったとしましょう。
1cmの距離で見て分析してもボディーの素材やペイントの方法など
細かいことを気にするあまりこれが自動車であるという事にすら気
付かずにタイヤが外れていても気付かないというミスを起こします。
一歩離れて全体を見回せば、ペイントの細かいキズがどうであれ
まずはタイヤが付いてなければ車が走らないと気付きます。
これと同じ事をワークアウトに対してもしてしまう日本人が
とても多いのです。
まずは一歩下がって全体を見渡してワークアウトとは何か?
を単純に見直す必要がある人は多いと思います。
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