[無印良品アーカイブ] 1980年 詰替用ティシュー
「使いまわす工夫。」
年間にして、一人あたり4.5kg。日本人のティッシュ消費量は、世界一の水準だといわれます。しかも、中のティッシュがなくなるたびに、外箱も捨てられていました。クラフト紙の外箱は耐久性があるのだから、5回くらい詰め替えても使えるはず。そう考えて、5束のティッシュに外箱1つだけを付けてセットにしたのが、この「詰替用ティシュー」です。無印良品が初めて発売された1980年に生まれました。
箱が目立つ必要はないので、クラフト紙は無地のまま使い、絵柄の印刷工程も省略。4個分の箱代と印刷代で、コストが削減できました。
原材料コストの変動や価格競争が激しく、かさばるせいで物流費もかさむ家庭紙は、生産者からも販売者からも「利益は紙のように薄い」と言われる商品。この難しい商品も、「包装資材と中身」「本体と詰替え(リフィール)」に分けて考えると、ムダの削減やコストダウンが可能になります。
経済性だけでなく、詰め替えることで、資源をムダにせず工夫して節約する意識を持ち続けられたらと思いました。
「詰替用」は、その後、シャンプー、リンス、ハンドソープ、入浴剤、綿棒、重曹、クエン酸、食品包装ラップなど、さまざまな商品に広がっていきます。さらには、詰替ボトルや小分けケースなど、詰め替えをサポートする商品も開発。こうした広がりの起点になったのが、30年前に発売されたこのティッシュでした。
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[無印良品アーカイブ] 1982年 ゴキブリ取り
「存在を主張しない。」
赤い屋根の下に、窓があって、ドアがあって...ゴキブリ取りの多くには、家の絵が描かれています。「ゴキブリは、箱の絵を見て入ってくるのだろうか?」こんな笑い話のような疑問から、商品づくりが始まりました。
ゴキブリが「家に入ってくる」というのは、なるほどアイデアですし、その絵柄は販売店の店頭やCMではよく目立つでしょう。でも、実際に家で使うときには、あまり目立ってほしくないもののはず。ゴキブリも、家の絵ではなくニオイで近づいてくるのだとわかれば、なおさらです。
こうした考えから、無地のクラフト紙の表情をそのまま生かした、シンプルで目立たないゴキブリ取りが生まれました。
「目立たせない」ためには、サイズもポイントです。流し台下などのすき間にすっきり収まれば、邪魔にならず目障りにもならないはず。そこで、箱の幅を市販品の3分の2に。印刷工程を省き、スリムにしたことで、コストも下げることができました。
存在を主張しないこのゴキブリ取りは、都市部を中心にヒット商品に。「ゴキブリも感心によく入ってきます」との声が数多く寄せられ、機能の面でも満足していただけました。
マイナスすることで、プラスの価値を生み出すこともできる。掘り下げた平凡は、非凡になる。この商品づくりで学んだ新しい視点は、その後のさまざまな商品に生かされていきます。
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