【福島第一原子力発電所視察】
福島代表として今の現状を
しっかりと見なければならないと思い、
先日福島第一原子力発電所へ
視察に行って参りました。
６年前、水素爆発を起こした
1号機の80メートル手前に立った時は、
爆発の衝撃と津波の威力を感じ、
言葉を発することができませんでした。
福島を苦しめている現状の根源が
目の前にあること
そして、
震災当時中学生であった私が21歳になり
当時の爆発を映像で見たまさにその場所に立っている。
６年経った今、
敷地内の放射線量もフェイシングという技術
（土表をコンクリートで覆う技術）により
下がったからこそ
原発の目の前に立つことが可能となったそうです。
そして、至る所に放射線量測定器が設置され、
タイムリーに放射線量を
チェックすることができます。
今現在、福島第一原子発電所では
１日約6000人もの人が
全機廃炉に向けての
作業をしていらっしゃいます。
防護服と決められた時間内で
健康を守りながら作業されている
作業員の方々には
感謝の気持ちが自然と込み上げてきました。
昨年できた大型休憩時間所では作業員の方々の
元気の源となる温かく美味しい食事が提供され、
会話を楽しむコミュニティができました。
以前は、冷たいコンビニ弁当を
寒い所に座って召し上がっていたそうです。
このように作業環境も改善され
福島第一原発では
全機廃炉へと向けた道を歩んでいますが
一歩原子発電所の外に出てみると
福島では今現在も約10万人の方々が
避難生活をしております。
そのような現状があることについて
東京電力福島復興本社の石崎代表と
対談させていただきました。
「故郷のコミュニティを壊してしまったことが
一番申し訳ない。
これからも福島の復興を一緒に行っていきたい、
寄り添う気持ちで頑張りたい。」
石崎代表はそう語ってくださりました。
福島の復興のキーワードとなる
「福島第一原子力発電所」
かつての故郷はもう戻りませんが
新しい故郷は作ることはできる。
こらから何十年、何百年とかかる道のりですが
福島は確実に一歩ずつ前へと進んでいます。
今回、原子力発電所内を
案内をしてくださった職員の皆様
誠実にお話をしてくださった石崎代表
学ぶ機会を与えてくださった
大和田アナウンサーに感謝致します。
2017 ミスユニバースジャパン
福島代表 小林愛
