子供は成長しています。
成長期には一時的に体が固くなります。
それは悪いことではありません!
人間として必要なプロセスです。
だからね、その時期がくる前に詰め込む!
という考え方はどうなのだろうか?
そうやって言われた子達は、成長、という自然の事を
怖がるようになってしまうのではないか?
もしくはあえて成長しないように
(つまり、柔らかい体をキープしようと)
しちゃったら、どんな影響が起こるだろうか?
オーディションシリーズでもお話しましたが、
日本人ダンサーでテクニックはあるけど、身長が足りない…
という子達が多いのを考えると本末転倒だろう?
そして最近流行っている開脚の本でもあるように、
大人になっても柔軟性を上げられるのだと分かっているのならば
どうして子供にやらせるのか?
もう一つ、「子供」という枠で考えてみましょう。
彼女、本当に将来をダンサー、もしくは選手になる決めていると思います?
高校生でも将来が分からなかったり、大学生でも迷っていたり。
大人になって社会に出てからも
「やりたかった事とは違う!」と気づいて転職したり…
彼女の気持ちが本気でない、といっているわけではありません。
ただ、バレエダンサーになったとしても
80才まで踊り続けるわけではないと考えると、
やっぱり彼女が「人間」としてその後生活できるか?が気になるんですよ。
中学受験でレッスンを辞めて、筋力が落ち、
だけど靭帯のサポートがない上で日常生活をして、
関節に負担をかける方が心配なんですよ。
結論。
結局ね、何をやってもケガしない子、というのは存在する。
煙草が悪い、とわかっていて吸っている人でも
100%肺がんになるとは決まっていないように。
ただ、悪い影響が出ると分かっていて、
危険がいっぱいだと知っていて、
しかもバレエに使えないかもしれない。
それでもやりますか?
DLS記事「若い時でないと体は柔らかくならない?」
「若いうちにしか体が柔軟にならない」ので
「プロのレベル」になるために
「むりやりストレッチをさせていく」という事についてお話した記事です。
指導者は特に、是非本文を全部読んでみて下さい。
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