この記事の監修ドクター:工藤内科副院長 工藤孝文先生 詳しくはこちら 腸がねじれてしまったり、くっついてしまうことで、腸内の排泄物が詰まってしまい、そのままにしてしまうと毒素が体に溜まってしまったり、腸が腐ってしまうこともあるという恐ろしい病気・・・腸閉塞。 便秘がひどいだけかな・・・とほおっていると悪化してしまうことも多く、とにかく早く気が付くことが大事なのだと言います。 芸能人の方にも腸閉塞を発症される方が多いのでご存知の方も多いと思いますが、違ったら違ったでいいので「腸閉塞かも?」と思える知識を頭の中に入れておくのは大事かもしれません。 今回は、腸閉塞がどんな病気なのか、原因や予防法などもまとめてみました。 腸閉塞とは? 腸閉塞とは、何らかの原因で、腸の中で食べ物が詰まり外に出せなくなる病気です。別名、イレウスとも言います。 小腸の一部が狭くなってしまったり、腸が結ばれてしまって、内容物が外に出せなくなることもありますが、物理的には腸管が狭くなってしまったわけでもないのに、なぜか詰まってしまう原因不明の腸閉塞もあります。 激痛が走る場合ももちろんあるのですが、痛みを伴わない場合も多く、その場合は手遅れになり、腸が腐ってしまうこともあります。 とにかく早く気が付くことが大事です。 ▼腸閉塞の疑いがあるサイン ・おならがでない ・排尿がない ・吐き気・嘔吐 ・便秘が続く ・おなかの張りや激しい腹痛 参考:フジテレビ「とくダネ!」より 腸閉塞の種類 腸閉塞はその症状によって、大きく二つに分けられます。 機械的腸閉塞 =腸管の内容物が物理的に通過できなくなる腸閉塞 =腸が結ばれてしまったケース、腸内にポリープができて内容物が通れなくなってしまったケースなど 機能的腸閉塞 =腸管の血流や神経の障害で通過ができなくなる腸閉塞 =腸管が物理的に狭くなったなどの症状は見られない 特に機能的腸閉塞は、原因がわからず難病に指定されています。機能的腸閉塞は血流障害のあるなしで、単純性腸閉塞と複雑性腸閉塞の2種類に分かれます。 単純性腸閉塞の場合は、そのほとんどは腸の手術などを行ったことによるもので、手術後に腸の一部がくっついてしまうことで起こります。 腸閉塞の症状 腸閉塞になると多くの方が、下痢や便秘、腹痛や嘔吐などを日常的に起こしているケースが多いそうです。 いつものことだからとほおっておくと、腸閉塞を悪化しかねないので、注意が必要だと言います。 一般に、熱はないか、あっても微熱程度ですが、高熱をみとめた場合には、腸炎や腹膜炎などの炎症を伴った腸閉塞が疑われます。 病気が進行すると、おなかがはって呼吸がしにくくなり、また、腸の吸収障害とくり返される嘔吐によって皮膚が乾燥したり、脈が速くなったり、脱水症状が出現します。 しだいに、腸壁の細菌に対する防御力が弱くなり、腸管内の毒性物質が腸壁から吸収されてしまいます。また、腸への血流障害がある場合、腸壁がくさって腹膜炎、敗血症、ショック状態へと進み生命に危険な状態になります。 参考:時事メディカル コワいですね・・・。 腸閉塞の悪化は、腸管の壊死を招き、それがまた違う内臓にも影響を与えてしまうため、死に至るケースもあります。 手術をしても完治はできず、長年にわたり合併症が発生することもあると言いますから、少しでも不安を感じたら、診察を受けたいです。 腸閉塞の原因 腸閉塞の原因は、医療関連の資料などにも「不明」と書かれていることが多いです。 その理由は、他の病気も同時発症していたり、神経疾患などにもかかわりがあることから、たくさんの原因が複合的に関連しあっていることが示唆されているためです。 腸閉塞の予防法 原因がわからないので予防もとても難しい腸閉塞。 腸閉塞の一部ではありますが、食べ過ぎや運動不足によって起きる腸閉塞に関しては、食生活を見直すことも有効なのだそうです。 大腸肛門病センター高野病院のホームページによると、やはり消化の悪いものを食べ過ぎると、腸閉塞を起こしやすくなるのだとか。食べ過ぎも危険です。 腸内環境を整えようと思ったら、たくさんとりたい食物繊維も、小腸や大腸の手術後やお年寄りのように少し消化機能が弱っている状態の方は、食べるのを控えましょう。 ▼控えた方がいいもの(一部抜粋) 肉類 油の多い料理(ビフテキ、カツレツ、トンカツ、唐揚等)・脂肪の多い肉(豚バラ、霜降り肉、ロース、ベーコン) など 魚類 いか・たこ・干物 など 豆類 大豆・小豆・つぶあん・おから 野菜 硬い繊維の野菜(ゴボウ・たけのこ・レンコン・ふき・セロリ・わらびなど) きのこ 香味野菜(うど・みょうが・ にら・漬物)など [ 26 more words ]
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腸閉塞 おなら 在 腸活webメディア「腸内革命」 Facebook 的最讚貼文
おなかがなんとなく張っている・・・ 胸やけなのか、ガスがたまっているのかわからないけど、なんとなく苦しい・・・ そんな状態のことを「腹部膨張感」と言います。 食事のバランスが悪くて何かしらの胃腸トラブルがあるのであれば、わかるのだけど、バランスがよいつもりなのに、「腹部膨張感」を感じると不安になりますよね。 今回は、「腹部膨張感」についてその原因をまとめてみました。 腹部膨満感とは? 腹部膨満感とは、胃や腸が膨らんでおなかがはって、圧迫されるように感じて苦しい状態のことを言います。 大幸製薬さんのホームページによると、「腹部膨張感」といわれるものには、一般的に2種類あるんだって。 1つ目は・・・ 「お腹が張って苦しい」、「お腹が重い」、「お腹がゴロゴロする」などの消化管にガスがたまって生じるもの そして2つ目は・・・ 「胃が重苦しい」、「胃に不快感がある」など胃の運動機能が低下して起こるもの。 「腹部膨張感」を引き起こすガスの正体 でも・・・ちょっと不思議に感じる方もいるかもしれません。 腹部膨満感(おなかのハリ)の原因になるガスって、いったいどこからくるのでしょうか? このガスには主に、3種類のでどころがあります。笑 口から飲み込まれた空気 胃液と膵液が混ざった時に発生するガス 腸内細菌が発生させるガス 実はいろんな場所で、ガスは発生していたんですね。 「腹部膨張感」を引き起こすガスの成分 口から飲み込んだ空気なんて、ほとんど酸素できれいなものです。 そのほとんどが、窒素と酸素、二酸化炭素、水素、メタンでできています。 これだけだとそんなに臭いガスではありません。 でも、腸内細菌の発酵の過程で、アンモニアや硫化水素、インドール、スカトールなどのガスが生まれてしまうと、臭いガスに変身します。 だから腸内環境が乱れている人のおならは臭いっていうんですね。 腹部膨満感の原因 そんなわたしたちのお腹に発生するガスが、多くなりすぎると、私たちは腹部膨張感を感じ、苦しくなります。 ここでは、ありがちな腹部膨満感の原因をまとめてみました。 空気を飲み込みすぎている さっきもでてきたように、私たちのカラダの中にあるガスには、口から取り込まれる空気も含まれます。 食事中に空気を飲み込み過ぎたり、会話をしながらご飯をたべていて、空気を飲んでしまう癖がある方は、腹部膨張感を感じやすいといわれています。 早食いの人や、よく噛まずに飲み込んでしまう人も、空気を飲み込み過ぎている可能性がたかいのだとか。 こういう空気を体内に入れてしまう人は、「呑気症(どんきしょう)」というそうです。 腸内細菌が過剰にガスを発生させている 腸内環境が乱れて、人間にとって良くない菌が増えると、異常発酵して、ガスがたくさん発生します。 また、腸内環境が乱れというよりも、良かれと思って食物繊維を採り過ぎてしまうと、大量のガスを発生させることがあります。 特に根菜類とか豆類はガスが発生しやすくなるといわれているので、注意が必要。 実はわたし、イヌリンという水溶性食物繊維を採り過ぎて、腹部膨満感が激しくなってしまったことが・・・。笑 イヌリンといえば、「菊芋」といわれるイモ類の仲間。 なんでも食べ過ぎはよくないなと改めて感じた例でした。笑 あとは、単純に便秘症の方も、腹部膨満感を感じている方が多いと思います。 便秘ということは、腹部にごみがたまっている状態。早く捨てないと、そこにいる菌たちがどんどん繁殖して、ガスを生み出します。 ガスの排泄量が低下している もう一つ考えられるのは、発生するガスの量は正常でも、ガスを排泄することができなくなっている状態です。 例えば、腸の蠕動運動が低下していたり、何かしらの病気を抱えている場合もあるといいます。 腸閉塞では、腸内容物と共にガスも排泄できません。腸粘膜の炎症や循環障害では、ガスが身体に吸収されて呼気として排泄できませんので腹部膨満感がおこります。 参考: これはいちばん怖い例ですね・・・。 急性胃炎や慢性胃炎、胃下垂や胃腸虚弱などで胃の機能が低下している方も注意が必要だといいます。 腹部膨満感の原因まとめ 腹部膨満感の原因には、大きくわけて3つありました。 空気を飲み込みすぎている 腸内細菌がガスを発生させている ガスの排泄量が低下している 食事はバランスのよいメニューをゆっくりとよく噛んで食べるというのが、腹部膨満感を感じないようにするためにいちばん大切なことです。 普段から腸活していて、意識して食物繊維をとっている方は、採り過ぎにも注意が必要。 バランスがいいはずなのに、腹部膨満感を感じやすい時は、食物繊維の採り過ぎや胃腸の疲れも疑ってみたほうがいいかもしれません。 参考にしてみてくださいね。
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