【疫情之夏,還看得到花火大會嗎?2021年花火大會舉辦、停辦總整理!一起來線上賞花火~】#哲看新聞學日文|#夏のコラボ祭り☀️夏季聯合祭典|#花火大会
-
🇯🇵花火大会速報!2021年の花火大会はどうなる? 開催予定・中止まとめ|Walkerplus
-
🇹🇼花火大會速報!2021年的花火大會將是如何?預定舉辦、停辦總整理|Walkerplus
-
🇯🇵第44回隅田川花火大会/東京都
2021年10月23日(土)開催予定
※2021年は中止が決定
-
起源は1733(享保18)年の「両国の川開き」に由来するという、伝統、格式共に関東随一の花火大会。歴史の流れの中で何度かの中断を経て、1978(昭和53)年に隅田川花火大会として復活した。桜橋下流から言問橋上流の第一会場では、数々のコンクールで優秀な成績を収めた花火業者が一堂に会して競う花火コンクールが開催される。腕自慢の花火師たちの競演が見もので、各社が披露する新作花火も必見。
-
🇹🇼第44回隅田川花火大會/東京都
原預計2021年10月23日(六)舉辦
※2021年確定停辦
-
隅田川花火大會據說是起源於1733(享保18)年的「兩國的川開(花火大會)」,是兼具傳統與規格,關東首屈一指的花火大會。在歷史的洪流之中曾幾經中斷,但在1978(昭和53)年以隅田川花火大會之名重新舉辦。在櫻橋下游到言問橋上游間的第一會場,屢獲佳績的花火業者齊聚一堂舉辦競技花火大會。對自身技藝充滿自信的花火師傅競技表演,以及各花火商在大會中展示的新型花火都值得一看。
-
🇯🇵第43回足立の花火/東京都
2021年11月6日(土)開催予定
※2021年は中止が決定
-
荒川河川敷を舞台に開催される、東京の夏の大規模花火。1時間で約1万3000発を打ち上げ、高密度に凝縮された構成が魅力。Wナイアガラをはじめ、スターマイン、クライマックスの曲に合わせた花火など多彩なプログラムで飽きさせない。打ち上げ場所に近いのは千住側だが、西新井側は河川敷が広く、演出をじっくり堪能するにはこちらで見るのがおすすめだ。
-
🇹🇼第43回足立的花火/東京都
原預計2021年11月6日(六)舉辦
※2021年確定停辦
-
以荒川河濱為舞台,在東京夏天舉辦的大型花火大會。1個小時內會發射約1萬3000發花火,濃縮成高密度的花火構造極具魅力。以「W尼加拉」為首,配合著連續發射大量的中小型花火,及背景歌曲達到高潮時所發射的花火等等,豐富華麗的節目令人百看不厭。雖然施放花火的地點離千住這側比較近,但是西新井側的河濱較為寬廣,為了能夠好好欣賞演出,推薦在這邊觀看。
-
🇯🇵第47回高崎まつり大花火大会/群馬県
2021年9月4日(土)開催予定
-
北関東有数の規模を誇る群馬県高崎市の花火大会。2021年は高崎市民限定の事前応募制で、人数制限の上9月4日(土)に開催される(荒天時は翌5日(日)に順延)。「高崎まつり」の初日に開催される。多くの大会では2時間をかける約1万5000発の花火が、50分で打ち上げられるスピード感が特徴だ。
-
🇹🇼第47回高崎祭大花火大會/群馬縣
預計2021年9月4日(六)舉辦
-
北關東少數能誇耀其規模大小的花火大會,在群馬縣高崎市舉辦。2021年只限定給高崎市民參加,而且必須事前先行報名,在限制人數的基礎上於9月4日(六)舉辦,天氣不好的話則順延至隔天5日(日)。舉辦當日同時也是「高崎祭」開始的第一天。多數的花火大會發射1萬5000發花火需要耗費2小時,但高崎祭大花火大會只需要50分鐘,以速度感為其特色。
-
🇯🇵豊田おいでんまつり花火大会/愛知県
2021年9月26日(日)開催予定
※2021年度冬に開催予定、2021年9月26日(日)開催予定だった花火大会は中止が決定
-
6月中旬から約1か月にわたり開催される「豊田おいでんまつり」のフィナーレを飾る花火大会。プログラムの終盤に打ち上がるメロディ花火をはじめ、日本煙火芸術協会による秀作花火が出品される。そのほかにも、会場いっぱいに展開する、幅500mを超えるナイアガラ大瀑布がラストに登場。見ごたえのあるプログラムが次々と展開され、花火愛好家からも評価の高い花火大会だ。
-
🇹🇼豐田OIDEN祭花火大會/愛知縣
原預計2021年9月26日(日)舉辦
※預計延期到2021年度冬天舉辦
-
作為從6月中開始長達約1個月的「豐田OIDEN祭」的壓軸而舉辦的花火大會。以節目結尾發射的旋律花火為首,展出由日本煙火藝術協會肯定的優秀花火作品。此外,在會場內大幅展開、寬超過500公尺的尼加拉大瀑布會在最後登場。值得一看的節目接連展開,是花火愛好者也評價很高的花火大會。
-
🇯🇵天神祭奉納花火/大阪府
2021年7月25日(日)開催予定
※2021年は中止が決定
-
1000年以上続く日本三大祭りの一つ、大阪府大阪市の天神祭。毎年130万人が訪れる大イベントの最後を飾るのが天神祭奉納花火だ。約100隻の大船団のかがり火と、約5000発の花火が織りなす光景は幻想的。例年、天神様にちなんで、梅鉢の形に開く紅梅というオリジナル花火が打ち上げられる。ほかにも、文字の仕掛け花火などユニークな花火が多い。
-
🇹🇼天神祭奉納花火/大阪府
原預計2021年7月25日(日)舉辦
※2021年確定停辦
-
擁有超過1000年歷史的日本3大祭典之一、大阪府大阪市的天神祭,作為壓軸點綴這個每年有130萬遊客的大活動的就是天神祭奉納花火。約100艘的大型船隊的篝火,以及約5000發的花火編織而成的光景非常夢幻。每年都會發射源自於天神的梅花家紋形狀綻放的「紅梅」原創花火。此外,也有很多像是能在空中展開成文字的裝置花火等特色花火。
-
🇯🇵第94回全国花火競技大会「大曲の花火」/秋田県
2021年8月28日(土)開催予定
※2021年は中止が決定
-
1910(明治43)年から続く、秋田県大仙市の花火競技大会。全国の花火師が技を競い合うコンクール形式で行われ、“昼花火”、10号玉の“芯入割物の部”、“自由玉の部”、“創造花火”の4部門がある。自分で製造、持参して打ち上げることが大会への参加条件で、デザイン、色彩、創造性を重視して審査が行われる。内閣総理大臣賞も授与されるなど、権威のある大会だ。また、名物となっている大会提供花火では、音楽に合わせたワイドスターマインなど、斬新な花火が登場する。
-
🇹🇼第94回全國花火競技大會「大曲的花火」/秋田縣
原預計2021年8月28日(六)舉辦
※2021年確定停辦
-
從1910(明治43)年起延續至今,於秋田縣大仙市舉辦的花火競技大會。以全國花火師互相比試技藝的大會形式舉辦,包含「昼花火」、「10号玉(の芯入割物)の部」、「自由玉の部」、「創造花火」4種項目。大會的參加條件為自己製作花火並帶至會場施放,評分標準重視設計、色彩,以及創造性。榮獲過內閣總理大臣獎等獎項,是極具權威性的大會。此外,富有盛名的大會本身所準備的花火,有配合著音樂登場的大量速射連發花火等等嶄新的花火。
-
🇯🇵長岡まつり大花火大会/新潟県
2021年8月2日(月)・3日(火)開催予定
※2021年は中止が決定
-
日本一の大河・信濃川を舞台に、壮大な花火の数々が夜空を飾る。特に、直径650mの大輪の花を咲かせる長岡名物「正三尺玉」は見逃せない。この正三尺玉の大迫力を体感するなら、打ち上げ場所に近い長生橋上流がおすすめだ。また、全長約2kmにもおよぶ「復興祈願花火フェニックス」は、圧倒的な大スケールを堪能できる。本大会の花火は慰霊と復興・平和への祈りを込めて打ち上げられている。
--
🇹🇼長岡祭大花火大會/新潟縣
原預計2021年
※2021年確定停辦
-
以日本最長的河川—信濃川為舞台,打上壯闊繁多的花火點綴夜空。特別是直徑長達650公尺的大車輪狀的長岡名物「正三尺玉」不容錯過。若要感受這個正三尺玉的魄力的話,推薦在離發射地點很近的長生橋上游觀看。另外,全長達到約2公里的「復興祈願花火鳳凰」,能讓遊客體驗到壓倒性的規模。此大會的花火包含著慰靈以及對復興、和平的祈願來做施放。
-
【新聞單字片語】
★川開き(かわびらき)③〔名〕:慶祝納涼季節開始的活動,會在夏日河邊施放煙火
★格式(かくしき)⓪〔名〕:排場、規格
★随一(ずいいち)①〔名〕:第一、首屈一指
★コンクール(こんくーる)③〔名〕:concours,競技會
★腕自慢(うでじまん)③〔名〕:對自己有自信(的人)
★見もの(みもの)⓪〔名〕:值得一看的東西
★河川敷(かせんしき)②〔名〕:河濱
★クライマックス(くらいまっくす)④〔名〕:climax,最高潮
★じっくり③〔副〕:慢慢地、仔細地
★堪能する(たんのうする)⓪〔自他動サ〕:享受
★有数(ゆうすう)⓪〔名〕:為數不多、屈指可數
★誇る(ほこる)②〔自他動五〕:誇耀、引以為傲
★フィナーレ(ふぃなーれ)②〔名〕:finale,結尾、最後
★出品する(しゅっぴんする)⓪〔他動サ〕:展出
★幅(はば)⓪〔名〕:寬
★見応え(みごたえ)⓪〔名〕:值得一看
★かがり火(かがりび)③〔名〕:篝火
★織りなす(おりなす)③〔他動五〕:織成
★因む(ちなむ)②〔自動五〕:有關、源自
★梅鉢(うめばち)⓪〔名〕:梅花家紋
★持参する(じさんする)⓪〔他動サ〕:帶去、自備
★フェニックス(ふぇにっくす)①〔名〕:phoenix,鳳凰
★スケール(すけーる)②〔名〕:scale,規模
-
【新聞關鍵字】
#隅田川花火大会|#足立の花火|#高崎まつり|#豊田おいでんまつり花火大会|#天神祭奉納花火|#大曲の花火|#長岡まつり大花火大会
-
【新聞連結】
https://hanabi.walkerplus.com/topics/article/1029749/
-
■FB:哲看新聞學日文
■IG:@ay_japanesenews
-
#台湾 #台湾人 #台日友好 #日台友好 #台湾好きな人と繋がりたい #日本 #日本語 #ニュース #日本語勉強中 #日本語勉強 #日本語翻訳 #中国語 #日文 #日語 #日文課 #日本新聞 #日本時事 #學日文 #日語學習 #日文翻譯
-
系列貼文點這邊👉🏻 #夏のコラボ祭り☀️夏季聯合祭典
日日夢路日本打工趣 地藏盆|京都無形文化遺產
翻譯練習生・Kaya 日本屋台あるある|人氣攤位Top15
@yun_nihongo スイカ割り|你了解日本的打西瓜活動嗎
奶油滑倒玩日本 冰旗|為什麼日本冰店幾乎都有這張旗?關東關西剉冰大不同!
同時也有36部Youtube影片,追蹤數超過19萬的網紅OmegaGamesWiki™,也在其Youtube影片中提到,【SIREN/サイレン】全アーカイブ集(No 001~100) アーカイブ(取得場所/条件): 001 不入谷壁画 0:05 ・No.001以外のアーカイブを全取得、堕辰子のデモを見終わると自動取得 002 三隅日報 0:27 ・竹内多聞 1976年0時 ・自動取得 003 神代家からの手...
花祭り 歴史 在 劉明昆的創作世界 Facebook 的精選貼文
ASAKU® X Dragon Life
Part.1
この本の全13章。
アサク伝X真龍の魂
原作: 劉明昆
訳者:ZiON
あらすじ
神説年暦36772年
『神説大陸』の地表にある『人間界』『妖精界』『幻獣界』に、緑色の『鏡返ノ核』が出現し始める。毎回の出現場所が不定、中から核を守るための小さな魔物が同時に現れる。出現して24時間後赤色に変化し、半径一キロあたりにて『逆時震盪』でエネルギーを放つ。その力によって時間が過去へN年分に巻き戻し、そしてより強い魔物と、核を守護する『鏡返核獣(ミラーコア獣)』が召喚される。一つの『鏡返ノ核』に一回しか『逆時震盪』が発動しない、が、コアが出現するだけで周囲にいる動物や魔物の狂暴化を引き起こす。
『鏡返ノ核』の出現頻度が約3~7日、現在、コアを破壊する方法が見つかっていない。
『逆時震盪』が発生すれば、半径一キロの範囲内で過去へN年分のタイムリープが起こり、有機物でも無機物でも時間がN年分巻き戻される影響を受ける。例をあげるとつまり、「その場にいる人間はそのN年分若返る」という、実際の存在時間がNより少ない場合は、存在ごと消えることになるが、その範囲から出ると元通りに戻る。単なる時間の巻き戻しではなく、コアを守る魔物も多く出現するのと、そのN年前に存在していた者も一緒に現れるが、魂の持たない攻撃的なゾンビになってしまう。それでも、亡くなった人に会いたい人にとってはどうしても、期待を持ってしまうことでしょう。
魔物による破壊と、どれくらいの時間が巻き戻されるかは予測不能なため、誰も予兆が出る時に影響範囲内にとどまらない。『逆時震盪』が起きれば、逃げるしかない。
神説大陸に存在する種族の中で唯一、『逆時震盪』に影響されないのは精霊族だ。そして、『鏡返ノ核』は精霊界にだけ出現しないと言われている。理由こそ不明だが、『逆時震盪』に影響されない絶対的な防御力を持つ精霊でも、コアを破壊する能力がなく、魔物の出現を阻止するのには封印しか手段がない。
精霊聖王の命令により、『精霊界』光族の封印士・アサクとその仲間たちは、『鏡返ノ核』の出現場所を予測し、『逆時震盪』を測れる【不帰ノ羅針盤】を手に、“『逆時震盪』による危害と大量に出現する魔物の原因・『鏡返ノ核』を封印すべく”と、世界へと旅立つ。
第一章:封印士アサク(Action Chapter)
神説年暦36722年 8月12日 月曜日 午後三時
人間界の『フィル王城』の西南方向にある小さな村『エデンの村』では、『鏡返ノ核』の出現によって、村人たちを撤退させるべく、フィル王城から発遣された軍隊が、人々を守るため魔物と戦う。コアが赤色に変化し始め、残り時間30分あたりで、『逆時震盪』による大量の魔物に備えるため、軍隊が戦線を下げて村の外に包囲網を張ろうとしたその時、布陣の手前に急に『折畳ノ廻廊』が現れ、中から青い服に白マント、【聖印短劍】を持つ魔法使いらしき若い男と、その隣にピエロのようなぬいぐるみと、羽をもつ獅子、そしてかわいらしい女の子が一緒に出てきて、そのまま村へ向かっていく。慌てて止めようとする兵士に、男がこういう。
アサク「俺は精霊聖王のご命令により『鏡返ノ核』を封印すべくここにきた精霊光族の封印士、名はアサクだ。あんたたちみたいな役に立たない小物は早くどっかに逃げるんだな」
兵士 「な、この無礼もの!」
となりに立っている女の子がアサクにストレートを一発かまして、礼儀正しくこう言った。
イリヤ「精霊土族の猛獣使い・イリヤと申します。兄のご無礼をお詫びいたします。こちらの軍隊をお率いになっている将軍様はどなたでしょうか」
この時、将軍らしき男が布陣から出てきて、礼儀正しく挨拶をする。
スタール「精霊界からのお力添え、感謝いたします。俺はフィル王国軍団団長・スタールと申します。どうかコアを封印し、危害をお治めくださいませ」
イリヤ「村にはもう全員撤退しましたでしょうか」
スタール「ええ、全員撤退させました」
アサク「よし、なら安心して暴れるんだな!」
そう言って、ピエロのようなぬいぐるみと羽をもつ魔獅子を連れて村へ駆け込んで、魔物を戦うためにコアへと前進する。
イリヤ「イリアは魔獣の狂暴化について調査するために来ましたの。コアの影響で普段おとなしいものでもとても攻撃的になってしまいますので、どうかお気を付けてください」
イリヤはスタール団長へ一礼してからアサクに続けて村へと入った。
大量の魔物が襲い掛かる。アサクは【聖印短劍】で迎え撃つ。【聖印短劍】に切られた魔物はすべて封印術によって身動きを取れず、そしてその属性の力を短剣の中へ吸い込んで蓄えることができる。ほかの物に触れても同じ効果で、例えば石なら土属性の力を吸い込むことができる。
アサクが魔法を発動するのには、左手に正三星陣、右手に逆三星陣を放ち、吸収した属性の力を手の魔法陣に付与すれば、陣魔法で攻撃できる。敵が複数の場合は逆三星陣で拡散式の魔法を、一点攻撃する場合は正三星陣で集中式の魔法を発する。だが陣魔法の威力は、吸収した属性の力強さで決められる。
イリヤは【愛のムチ】で戦う。このムチに叩かれると、悪の魔獣は浄化され、正常の魔獣ならおとなしくなって攻撃してこなくなる、イリヤの友達になって一緒に戦ってくれることも。
コアに近づければ近づくほど敵が強くなり、アサクが一気にコア近づけることを決めて、【聖印短劍】をしめて、ピエロのようなぬいぐるみへ叫ぶ。
アサク「来い、ゴーストカード! 【日輪ノ剣】へ幻化してくれ!」
ピエロのぬいぐるみが【日輪ノ剣】へと変身し、剣身から太陽のような輝きを放つ。アサクがこの神剣を振りかざし魔物を迎え撃つが、日の光に当たらないところに入ってしまう途端に、剣の輝きが弱まり、力を失っていく。この時に剣からゴーストカードの声が発した。
ゴーストカード「だめです! 光のないところだと【日輪ノ剣】は力を失ってしまいます! もうすぐ日が落ちます。早く片付けないと!」
アサク「わかってる! すぐ片付けるよ」
アサクが魔獅子の背に飛び乗り、コアへ駆け込む。もうすぐ赤くなるコアを前にして、突然、どこか赤子の鳴き声が聞こえた。声を辿ってみると、コアのすぐ近くにある民家の隅っこに隠れている、赤子を抱えている若い女を見つける。
アサク「やばっ! 間に合わない!」
そう言って、アサクが若い女を、イリヤが赤子を抱き上げて、すぐ村の外へ出ようとしたが、時はすでに遅く、『逆時震盪』が起きてしまった!
強烈な震動波が拡散し、周りの景色も変化し始めて、女は塵となり消えていく。なのにまぜか、イリヤが抱えている赤子はなんの変化も起きなかった。驚きながらもイリヤは悲しく叫ぶ。
イリヤ「みな離れたって言ったのに! なんで!」
アサクが懐に入れてある【不帰ノ羅針盤】をみて、巻き戻された時間はちょうど80年。ゴーストカードがアサクに先にコアを処理しないと危害が広がると進言した。イリヤに赤子を守って村から離れるように指示するが、なぜか赤子が起きてからアサクにすっかりなついて、抱いてもらわないとすぐ泣き出す。仕方なく赤子をおんぶしてコアの封印に手掛けるアサクは、イリヤにお父さんって揶揄された。
アサク「あーもう、うるさい!」
赤子がその怒鳴りで泣き出してしまい、二人が同時に人差し指を口の前にかざして「しー」って言ったらまた静かになった。
アサク「コアを守護する魔王が出てきたな、とどめをさしいこう。さっさと任務を終わらせて帰ろうぜ」
このコアの守護魔王が巨大な食人花で、毒をもつ粘液とつるで攻撃してくる。アサクは行風術を使って攻撃をかわしながら飛んでくるつるを切るが、なかなか近づけてとどめをさせないでいる。
奇妙なことに、赤子は戦いの真っ最中でもまったく暴れず泣かずに、すごく静かだった。
イリヤがさき手懐けた短足イノシシを乗って攻撃を試みるが、魔王が強すぎて逃げ回ることしかできない。
この時にもう日が落ちてすっかり夜になってしまった。
ゴーストカード「やばい! もう日の光が――」
そう叫んですぐ【日輪ノ剣】からもとのぬいぐるみの姿に戻ってしまった。アサクはやむを得ずに【聖印短劍】で迎撃する。
アサク「くそ! 【聖印短劍】じゃ効果がない。吸収した属性の力が弱すぎる、もっと大きな炎じゃないとこいつを燃やせない!」
そして魔獅子に向かって叫ぶ。
アサク「俺に炎の攻撃を三回してくれ!」
魔獅子は宙返りして距離を取り、アサクに向かって、口から巨大なファイヤーボールを吐き出す。
アサクは左手を高く上げて手のひらをかざし、正三角形の魔法陣が魔獅子が放たれたファイヤーボールを吸収した。高いところへ跳んで、すぐ食人花の口の前に駆け込み、左手が拳に握って後ろに引き力を蓄えると、三つのファイヤーボールが一つに集中!
そして手を前にかざし、拳を開けて魔法を放つ。
アサク「正三星陣魔法! 火炎竜巻!!」
猛烈な火炎が食人花を燃やし尽くした。アサクはすぐコアの前に行き、透明な水晶で作られた箱【聖獄ノ籠水晶】を持ち出して、表面に刻み込まれている呪文で封印術を発動する。封印を行う間は魔獣がまた襲い掛かるが、魔獅子が守ってくれたおかげでみな無事だった。
眩しい光が放たれ、結界が築かれた。コアを無事封印したが、周りの景色はもうもとには戻れない、80年前のままだった。
助かった赤子を村人に渡そうとしたが、みな”あいつは悪魔の子だ”と騒ぎだして、誰も引き取ろうとしない。それは、赤子の母親が倫理を反して、父親が誰なのかを明かさずにその子を産んだからだ。赤子はなぜかアサクから離れようとしないし、仕方なく連れて行くことにしたふたり。イリヤは手懐けた短足イノシシとお別れをしてから、【折畳ノ廻廊】を起動し、二人は精霊界へ戻った。
第二章:防ぎきれないこと
神説年暦36722年 8月13日 火曜日 午前十一時
精霊王城の会議室にて会談が行われている。参加するのは精霊聖王・オデロス、オーカ将軍、ハプ司祭、精霊の姫君・ジェフロ、アサク、イリヤ、そして人間界から連れてきた赤子だった。
アサクは片足で跪いて、精霊聖王・オデロスにエデンの村でのできことを報告し、その傍らにイリヤがゆりかごに眠っている赤子をみている。
アサク「ことは以上です。聖王様」
精霊聖王・オデロスがアサクに表を上げようといい、となりのオーカ将軍に見解を求める。すると、オーカ将軍の顔がすこし赤いのを気づき、叱るように言う。
オデロス「そなたたちまさか、昼間から酒を飲んだではあるまいな」
オーカ「そ、それはその、ハプ司祭が造った酒が良すぎて、目覚ましにちょうどいいからで……」
ハプ「オーカ、おぬし……せっかくよい酒を取っておいてやったのに」
聖王オデロスがお怒りの様子で少し咳払いをしたら、周りがしんとなってしまった。それから手を一振りして、ハプ司祭がすぐ注いておいた盃を聖王に渡す。一気に飲み干してまことにうまい!と言ってからまた真顔でアサクに続けようと合図をした。
ジェフロ(不機嫌)「父上までおふざけして!まだ公務が残っているのでは」
オデロス「大事ないよ、精霊界がいつものように平和でのんびりだ」
ジェフロ(手を腰にあてて、呆れる)「もう、少しは危機意識を持たないと!」
アサクが頭を掻いてから、片手を顔に覆いて呆れていう。
アサク(独り言みたいな)「この老いぼれたち、本当に『鏡返ノ核』のことを気にしているのか」
オーカ「我々精霊界はそもそも外界のことを干渉してはならん決まりだが、大賢者聖竜王様が、『逆時震盪』が精霊しか対抗できないからと天神界の神託だといい、聖王様にエデンの村のコアを処理するよう、おまえを指名してな」
アサク「またあの陰謀家の聖竜王?やつの言いなりにならなくだって」
オデロス「天神界のお達しだ、仕方ない」
アサク「くそ……」
このとき、ハプ司祭は赤子に近づき、よく観察する。
ハプ「ふむ、この人間の赤子、『逆時震盪』の影響を受けないとは、確かに不思議だ」
同時にイリアが赤子を包み込んでいる毛布を開けてみると、毛布に<ADAM(アダム)>が書いてあて、赤子の背中に、虹紋章のバースマークがみえた。それに驚いたか、聖王がすぐ近寄って赤子の背中を確認し、オーカ将軍も続いた。
オデロス(文字ごとはっきりと)「なんと……虹、聖者」
オーカ「ではこの赤子こそが新たな虹聖者か、名は……アダム」
ハプ「アサクがエデンの村へ出向くのも奴らの計画通りってわけか。一本取られたわい」
アサク「で、どうすればいいですか。この子ずっと俺にべったりで、起きて俺に抱っこされてないと気づくとすげー泣きわめくんですよ。いっとくけどベビーシスタはいやだからな」
オーカ「待った! アサク、前の二つのコアの出現場所、覚えてるか?」
アサク「一つは妖精界の『時間図書館』で、もう一つが人間界・フィル王国東南部の『フジルス砂漠』です。二箇所ともすでに『逆時震盪』が起きてしまったから、聖王様のご命令とおりに、まだ震盪が起きてないエデンの村へいきました。時間的にいけたはずだったけど、この子を助けたため結局封印が間に合いませんでしたが」
ハプ「人間界に出現した二つのコアとも、フィル王国の近くか、どうも匂うなぁ…」
オデロス「いかん! オーカ将軍、すぐ禁衛軍を集結し戦闘態勢に入りたまえ!」
聖王の指示で、オーカ将軍がすぐ会議室から飛び出し、警報を鳴らす。
アサク「どういうことですか??」
ジェフロ「早く赤子を守って」
イリアすぐまだ眠っているアダムを胸に抱きしめた。
ハプ「これは、とんだ企みだ! 『逆時震盪』を利用し、『時間図書館』で偽りの歴史を作り、『フジルス砂漠』にて過去に存在した『ミラージュレーク』を呼び戻した。そしてこの子はやつの手駒…震盪の影響をうけないとわかっててあそこに置いた。おぬしがこの子を連れて【折畳ノ廻廊】で精霊界に戻ることで、震盪の痕跡が残り、もともとコアが侵入不可能の精霊界に隙間が生じてしまったのだ」
まさにその時、急にとどろきのような音が響いて、精霊王城が地震でも起きたように揺らいだ。
ハプ「この子が起きて騒ぎだしたら見つかってしまう。わしが深い眠りにつくように術をかけとくよ。イリア、アダムは任せたぞ。アサクは早く敵襲に対応しろ!」
イリア「了解いたしました。ちゃんと守って見せます」
アサク「そこまで深刻ですか! すぐ向かいます! ゴーストカード、魔獅子、ついてこい!」
二人の従士を召喚して、三人はすぐ音がした場所へ急いだ。着いた時には精霊王城正殿の真上に時空の裂け目ぽっかり空いてしまい、すでに大量の魔物が湧き出している!手前にオーカ将軍が禁衛軍を率いて応戦してるところだった。
アサク「なんてことだ!」
アサクはすぐゴーストカードに【日輪ノ剣】に変身させ、魔獅子とともに戦いに加わった。聖王オデロスもジェフロを連れて正殿に到着。二人の周りには禁衛軍が守りを固めている。同時に、九尾妖狐が時空の裂け目から正殿へと降りってくる。
九尾妖狐「あらまあ…ふふ、美しきあたしをこんなにも大勢で出迎えてくれたのかい、うれしいねぇ、さあ、情熱的な歓声をあげなさい」
アサク「この変態野郎!」
その時、全域空間防御を担う精霊兵士より報告が届いた。
精霊兵士「報告! 聖王様、精霊聖地にて『鏡返ノ核』が出現!」
聖王オデロスがすぐ聖地を守るようにオーカ将軍に指示し、正殿の魔物が聖地に行けないようにと一部の禁衛軍兵士を残し、後をアサクに任せて、その場を立とうとしたが……
ジェフロ「わたくしは残ってアサクに協力するわ!」
オデロス「だめだ! すぐオーカ将軍に続いて聖地へ向かいたまえ」
聖王オデロスがオーカ将軍、ジェフロとイリアを率いて正殿後方にある廊下を通り、精霊聖地へ向かう。
正殿に現れた魔物たちがアサクと近衛軍に着々と退治されていくが、なぜか九尾妖狐がまるで見世物を見ているようにびくとも動かないまま、やがて魔物が彼だけとなった。
九尾妖狐(高笑いして)「スポットライトはあたしだけを照らすものよ。どう? スーパースターみたく輝いているでしょ」
そう言って突然と手を上げ、強い衝撃波を放つ。
精霊禁衛軍を守ろうと、アサクはすぐみなを庇うように最前列に出て、全身から聖光を放ち、【獅幻神裝】を纏って九尾妖狐の攻撃を受け流した。
左従者のゴーストカードが変身した【日輪ノ剣】を手にかまい、右従者の魔獅子が変身した【獅幻神裝】を纏った姿こそ、アサクの完全なる武装なのだ。
アサク(禁衛軍に向かって)「おんたたちはもう聖地に向かってくれ、ここは俺に任せろ!」
禁衛軍兵士「了解しました!」
返事した禁衛軍の兵士たちはすぐさま聖地へと駆け付ける。
九尾妖狐「あたしは、鏡界から降臨した陰魔六将軍、名は九尾妖狐。親しくして~“九ちゃん”って呼んでもいいのよ。さすが天神界の力を得た者ね、アサク。神と精霊の融合体か、本~当、反則よね」
アサク「なんなんだおんたは! 九ちゃんとか、誰が呼ぶか! あいにくこっちは遊んでる暇ないんだな、今片付けてやる!」
九尾妖狐「さて、君ごときで、このあたしに勝てるかしら?うふふ……」
笑い声を発したと思えば、もうアサクの目の前に瞬間移動して、攻撃をかまってきた!
九尾妖狐の攻撃が思ったよりも重く、全身武装した状態のアサクでも、【日輪ノ剣】で攻撃を受け流しながら陣魔法で魔法攻撃を吸収して反撃をするが、どうも苦戦に陥ってしまう。幸い、【獅幻神裝】の防御でなんとか保つことができた。
素早く動きながら攻撃してくる九尾妖狐は余裕ありげに笑いかけてくる。
九尾妖狐「はははっ、神と融合したせいで、もともと持ってた精霊の力を失って、元素魔法が使えなくなったのね。それで受けたものを吸収して反撃に使うしかなくなったわけか。なるほど、これはこれは、神様って意地悪いねー、はははは」
アサク「なんでそこまで俺に詳しいんだよ!?」
九尾妖狐「それは~愛してるから♥だよ(ウィンク)」
アサク「気持ち悪っ!」
九本の尾が一斉に伸び、九尾妖狐がセクターなポーズを取ってこう言った。
九尾妖狐「さあ、あたしのすべての愛を乗せる、最強の一撃をうけてごらんなさい♥」
先と比べものにならないほどの莫大な魔力が九尾妖狐の体に集中していると感じたアサクは、この一撃で勝負がきまるとわかった。
アサク(テレパシーでゴーストカードと魔獅子に)「あれを使うしかない」
ゴーストカード(テレパシー)「マスター、本当に使いますか? まだ完全に使いこなせてないのに、発動した後力が抜けて、いつ回復できるか分からないのですよ!」
魔獅子(テレパシー)「でも確かにそうするしかなさそうです。自分ももう攻撃を受けきれません。まずはやつ倒すことを考えましょう。そのあとは自分たちがマスターを守ります」
心で会話をかわす僅かな間に、九尾妖狐はもう力を整えて、技をぶつけてくる!
九尾妖狐「九重狐撃・滅骸破!!」
まさに同時に、アサクは宙返りして背中から天使と精霊の翼が生えてきて、【七属性ノ鍵】がアサクを中心に飛び回り聖光を放ちながら、七本の巨剣となる。
アサク「俺にはまだ神の力がある! 七鍵衝殺陣!!」
互いの大技が宙にぶつけ合い、九尾妖狐が避けきれずに重傷を負い、間一髪で時空の裂け目を通って鏡界へ逃げ帰って、あまりの強力で精霊王城もほとんど壊滅してしまった。
ゴーストカードと魔獅子が変身を解いてもとの姿に戻り、アサクも技の影響で全身の力が抜けてしまって、意識はちゃんとしてるが、もうまったく動けない状態だ。魔獅子はアサクを背負ってゴーストカードとともに精霊聖地へ向かう。
これで、数万年以来一度も侵入を許したことがないと誇る精霊界も、正式に破られてしまったのだ。
精霊聖地に着くとそこに『鏡返ノ核』が中央の祭壇に現れていて、聖王オデロスが部下たちを率いて湧き出している魔物たちと戦っている姿がみえたが、すでに力が残されていないアサクには何もできない。
アサク「どうしてハプ司祭が、早くコアを封印しないんだ?」
第三章:永凍絶界
神説年暦36722年 8月13日 火曜日 午後二時
精霊界で最も重要な場所『精霊聖地』に、『鏡返ノ核』が出現、ハプ司祭がコアの近くにいながら、魔物ばかりかまっていてコアを封印しようとしない様子。
魔獅子がアサクをハプ司祭のとなりまで連れいった。
アサク(虚弱)「どうしてすぐコアを封印しないんですか。【聖獄ノ籠水晶】をくれたのはあなたなのに……」
ハプ司祭「【聖獄ノ籠水晶】は聖竜王が天神界から持ってきたもの、おぬししか使えないといいおった。だから、コアを封印する任務をおぬしに与えたのだよ」
アサク(虚弱)「そんな……俺はもう、【聖獄ノ籠水晶】を発動する力も残されてない。まさか『逆時震盪』で精霊聖地が破壊されるのをただ見るしかできないというんですか」
ハプ司祭「とにかく休んで、少しでも回復に努めるのじゃ」
この時、イリアが泣きながらこちらに走ってきた。
イリア「うう……黒マントの男にアダムを奪い去らわれてしまいました。イリアでは全然太刀打ちできなかったの。ごめんなさい、イリアのせいだわ、どうしよう……」
アサク「あなたは悪くねえよ、もう泣くな」
ハプ司祭「精霊界に来てアダムを奪うことも、やつの計画の一環なんじゃろうな」
オーカ将軍が精霊禁衛軍を率いて攻撃の陣を組んでコア周辺にいる魔物たちに反撃を繰り返し、聖王オデロスがコアの真上に雷撃の術をかけてコアを打ち砕こうとするが、まったくの徒労だった。
この時に、強い黒き光が聖地の高台から放て時空の裂け目を作り、その中から黒竜に乗っている騎士の姿が現れた。彼は響き渡る声でいう。
フィリップス「俺様は陰魔二将軍、フィリップスだ。鏡界を代表し、正式に精霊界に宣戦布告を告げる!」
このフィリップスと名乗った黒竜を乗る騎士から放たれる特殊な魔力に、ただならぬ恐怖を感じたかのように、周りの魔物たちがみな身動きがとれなくなっている。
アサク・オーカ「これは! 失踪した風族の精霊・サルの霊力!?」
アサク「どうしてあいつから精霊の力を感じるんだ!」
オーカ「いや、正しくは風属性の精霊の力と闇属性の魔力が混ざり合っている強大の力だ! この精霊界では相手になれる人いないかもしれん」
オデロス「……」
フィリップス将軍が手を振ると、黒竜から強い竜巻が襲ってくる。精霊禁衛軍軍団の大半が竜巻の勢いに耐えきれず吹き飛ばされ、何人か苦労して防御術を立ち上げて対抗しようにもあまり効果が見られない中、なぜかジェフロにだけまったく影響がなく、すこしもダメージを受けていない。その様子をみて、聖王オデロスはすぐみなに指示をだす。
オデロス「ジェフロ姫の後ろに隠れろ!」
精霊軍団が群れとなってジェフロの後ろにくっついて、ジェフロが移動すると軍団も続いてくという、なんとまあ奇妙な絵面になった。
ジェフロ「どうして私の後ろに隠れるのよ。私はあのフィリップス将軍というやからを懲らしめにいきたいの!」
そういって奔ろうとするけど、姫が動いてしまうとみな吹き飛ばされるからと、周りに止められる。
ジェフロにだけ起きるこの現象に気づき、フィリップス将軍が急に激動した様子でジェフロに駆けてくる。みながジェフロをかばおうとする時に、まさかの攻撃ではなく、フィリップス将軍がジェフロを抱き込んで強引にキスした。その場にいる全員が目の前に起きたことに驚いていると、軍団に襲い掛かる竜巻もフィリップス将軍のこの行動でやんだのだ。
ジェフロが我に返って顔を真っ赤にし、怒りと恥ずかしさが混ざり合い、フィリップス将軍を突き出して、ぱっとビンタを食らわせた。
ジェフロ「この……不届き者! この私に無理やりキ、キスするなど! 何様のつもり!」
赤くなる頬に手を当て、ガッカリした様子でフィリップス将軍はいう。
フィリップス「君は…忘れたのか……」
そしてすぐ近寄った黒竜に乗り、高く飛んで離れた。
遠くに離れていくフィリップスの後ろ姿を見て、ジェフロはなぜか、胸が悶々と締め付けられる気がした。指で先強引に奪われた唇を撫でてみると、涙が勝手に流れてくる。
ジェフロ(心の声)「この悲しい感情はいったい……?」
フィリップス将軍が精霊軍団の表に戻り、大声で言い放つ
フィリップス「精霊界の最強のものを出してこい!」
すると、オーカ将軍が陣から高く上へ跳んで、マウントであるグリフォンを召喚して背中に乗り、フィリップス将軍と対峙する形になる。
オーカ「俺はオーカ将軍じゃ。精霊界最強の守護者が相手してやる」
フィリップス「ほう、この時をずっと待っていたぞ。やっとオーカ将軍とやり合う機会がきたか」
オーカ「一つ、疑問に答えてもらおうか」
フィリップス「ふんっ、二つとも答えてやるよ。一つ、そう、俺様そこが、かつて失踪した風族の精霊・サル。二つは……お前らが知ってるサル、もともと二人いたのだ。一人が精霊界に、一人が鏡界にいる。だが、俺様の本当の名は、フィリップスだ」
すでに弱っているアサクをちらっと目をやり、フィリップスは続いてこういった。
フィリップス「そのアサクと同じ、”ダブルフェース”をもっている」
オーカ「なんだと!」
アサク(心)「”ダブルフェース”……ってなんだ?」
この時、ゴーストカードがフィリップス将軍が身につける剣をみて、慌ててアサクに話しかける。
ゴーストカード「大変です。あの人、【月輪ノ剣】を持っています!」
アサク「そんな、まさか」
ゴーストカード「僕のセンサに間違いはありません。なぜなら僕と【月輪ノ剣】は、セットのゴーストカードだからです!でも、なぜあの人が【月輪ノ剣】を持っているんでしょうか」
フィリップス「国としての挨拶はここまでにしょう。そろそろ戦いを始めようか、まずは……」
フィリップス将軍が指を鳴らすと、精霊聖地に現れたコアが急に色が変わって、『逆時震盪』を引き起こす状態になった!アサクを含めて精霊族の全員が、自分の目を疑わずにいられない!
アサク「あいつ! 『逆時震盪』を加速させやがった!!! 早くコアを封印しなきゃ!」
でも依然と体力がもどらないままのアサクは、魔獅子の背中から降りる気力もない。
アサク(魔獅子に)「コアに触れるように、近づけてくれ」
魔獅子は指示に従ってコアのすぐそばまで近づけて、ゴーストカードがアサクの右手を支えて、コアに触れた。触れた瞬間に、コアの色の変化が明らかに遅くなったものの、アサクが冷や汗をかいてひどく苦しい表情をしている。
ハプ「よせ、アサク。それでは封印は無理じゃ、ただの時間稼ぎにしかならんし、そのままだとおぬしが力尽きでしんじまう!」
アサク「ただの時間稼ぎでもいい、もう、今の俺にはこれしか…」
するとイリアが自分の手をアサクの手に重ねた。
イリア「イリアも、お兄さんと一緒に精霊界を守ります!」
アサク(頭を少し下に向いて)「ああ」
オーカ将軍がグリフォンに乗ってフィリップス将軍へ突撃をかける。二つの世界での最強戦力を持つ男たちの対決は激しく繰り広げられて、交わる攻撃の震動波で近くにいる魔物も、一騎打ちを見守る精霊軍団も痺れさせられて、ただその場に動けずにいた。
長い戦いとともに時間が過ぎ去り、アサクもそろそろ限界を迎えてしまう。
フィリップス(オデロスに向かって)「精霊聖王よ、一つ教えてやろうか。この【鏡返ノ核】に設定されたタイムリープの時間は、ちょうど1000精霊年前だよ(人間界約41年)! そう、その精霊八大族の時代に!」
フィリップス将軍の言葉で、精霊族のみなが一気に顔が青ざめた。
オーカ「好き勝手にはさせん。混沌極まりないの1000精霊年前などに戻ってしまったら、今の世界線の神説大陸の全面的壊滅を招いてしまう!」
オーカ将軍が奥手の” 圓気裂衝砲”を発動しようと同時に、まさかのフィリップス将軍も、同じ大技をかけて決着をつけようとした。
オーカ「ほう、おまえは確か、俺のまなでしの精霊界のサルだな!」
が、それを聞いたフィリップス将軍はただ微笑んで、答えようとしなかった。
二つの技がぶつけ合うと同時に、アサクとイリアの力ももうコアを抑えることができなくなり、コアが鮮やかな赤色を放ち、『逆時震盪』はまさに引き起こされようとしていた時に。
オデロス「精霊界の王として、精霊界をいまここに壊滅させるわけにはいかん。すべての空族精霊よ、集結し伝送陣を発動せよ!」
空族精霊たちがすぐさま伝送魔法を発動する。
オデロス(オーカ将軍とハプ司祭に向かって)「精霊界を守りたまえ!」
オーカ将軍とハプ司祭はすぐ聖王オデロスのもとに駆け付けた。
ハプ(アサクに向かって)「いけ! できるだけ遠くへ逃げるのじゃ!」
聖王オデロスが手のひらに特殊のトーテムをかけると、トーテムが一匹の鷹となり、地中に向かって飛び潜った。そしてオーカ将軍とハプ司祭に頷きで合図をして……精霊界最大な封印術を発動する。
オデロス・オーカ・ハプ「永凍絕界!!」
『逆時震盪』が始まる頃に、空族の伝送魔法も発動した。
フィリップス「くそ! 精霊界ごと時間を凍結しようだと! 俺様はこんなところに閉じ込められたりはしない!」
そういってすぐ時空の裂け目を開けたが、ジェフロを一目みてから裂け目に入って姿を消した。
『逆時震盪』は永凍絕界によって止められてが、同時に伝送陣も停止してしまい、すべての精霊を伝送することはなく、アサクは幸運にも、伝送で逃げることができた。その瞬間に、ハプ司祭の声が聞こえた。
ハプ「精霊界を救うのには、精霊女王アランダを見つけるしかない。頼んだぞ、アサク」
アサクは涙が止まらないまま、伝送通路に入り、そのまま気絶した。
この戦いの末、精霊界の時間は止まったままになり、誰も入ることができず、そして、誰も出られなくなってしまったのだ。
第四章:人魚之淚
神説年暦36722年 8月19日 月曜日 午前十時
目覚めたアサクが初めに聞こえたのが、ゴーストカード、魔獅子とイリアの三人の声だった。
ゴーストカード、魔獅子、イリア「よかった!」
ゴーストカード「マスター! やっとお目覚めですか!」
イリア「もうーお兄さん! 二度と目覚めないかと心配したんだから!」
アサク「俺は……大丈夫だ。ここどこだ?」
ゴーストカード「僕たちは幻獣界の人魚国に伝送されたのです。女王様がこのお部屋を手配してくださいました!まさか一週間も眠り続けるとはな」
周りを見渡してみたら、さんさんと輝く日の光が水を通して照らしてるとても暖かい部屋だが、どう見ても女性の部屋だ。
ゴーストカード「人魚国には女性しかいませんからね」
アサク「ええ……」
アサクの身の周りにたくさんの花が飾っている。
アサク「で、この花はいったい……」
ゴーストカード(肩を軽くすくめてニヤっと)「マスターのファンたちから送られてきたものです。もう人魚国丸ごと虜にしちゃってるくらい大騒ぎですよ。お見舞いといって花を何度も持ってくる子もいます。なにせ女王様が自ら『美しき眠りの精霊王子』という異名をつけちゃうくらいですからね……」
魔獅子が顔をそらして笑いをこらえている。
そのとき、外から雑踏とした人の声がしてきた。ゴーストカードが、もう起きたってバレたら大変な目に合うから、早く寝たふりをするようにとアサクに合図し、ぬいぐるみのふりをした。アサクが横になって寝たふりをすると、やはり十何人の人魚の女の子がプレゼントと花をもって部屋に入ろうとする。魔獅子がすぐ姿をけして入口を塞ごうとしたが意味がなく、女の子たちが部屋に駆け込んできて、祝福を込めてアサクの頬にキスして、わいわいとはしゃいでからやっと部屋をでた。
皆出た後、アサクは起き上がり、キスされた頬を少し撫で顔を赤くして、満足しそうに笑った。それをみて、隣のイリアは不機嫌そうに口を尖らせた。
ゴーストカード(アサクの頭に一発殴って)「しっかりしなさい!」
アサク「俺見世物じゃねえし。早くここを出て情報を探そう」
イリア「お兄さん今や『美しき眠りの精霊王子』ですから、そのまま外にでると騒ぎになっちゃいます。イリアが変装して差し上げますわ」
人魚国は結界によっと海の中に沈んでいる王国で、結界の中なら、地上と同じように呼吸ができるところ。
この日、大通りに変な歩き方をする一人の人魚(?)の女性(?)がいた。そう、それはまさに、髪型を変えて化粧もし、方にピエロのぬいぐるみを乗せたメイド服姿のアサクだ。その隣に人魚に成りすましたイリアと、術で姿を消した魔獅子。
アサク「なんで俺が女装しなくちゃならねえんだよ! 不格好だし、下スースーするし!」
イリア(笑いながら)「パンツを履かないからでしょう」
アサク「女のパンツなんてぜってー嫌だ!」
ゴーストカード「こうでもしないと、街中で正体ばれたら、何千何万の人魚の女の子が寄せてきますよ」
魔獅子「さすがにそんな大勢は止められませんな」
アサク「ここ一体どうなってんだよ。空気もすごく濁ってる気するし、風もない、なんか変な感じ」
ゴーストカード「人魚国は昔からとても排外的で、特に同じ幻獣界の百獣国とは敵対関係です。僕も魔獅子も百獣国の民なので、気付かれないようにしないといけません。人魚国は精霊界との関係がとても良いと聞きます。それで、こちらに伝送されたかもしれません」
二人が会話している間に、イリアがすれ違った天使魚と交流し始める。
アサク「魚と話してんの?」
イリア「イリアはすべての生き物と意識疎通ができるのです。かわいい子をみたんら友達になりたくなるんですよ。」
アサク「俺はゴーストカードと魔獅子としか話せねえから」
この時、向かいに何人のメイドを連れて歩く貴婦人らしきの女性がアサクをしげしげと観察する。今にもバレたかとはらはらする二人だが……貴婦人はイリアを眼中にない様子でアサクに話しかける。
貴婦人「あら、ちょっと胸が足りないけど、なかなかじゃないの~あなた、名は何という?どちらの使いなの?」
アサク「お、おそれいります。あ、アクリアといいます。えっと、マダムメールに仕えております」
貴婦人「なんと! あなたのような美人が、あのメールに仕えてるなんて、もったいないわ!」
貴婦人すぐ懐からパールを十個取り出してアサクに渡してこういう。
貴婦人「はい、持って、これは前金よ。すぐあのばばあのところを出て。明日からヴィタリス公爵邸に来なさい」
勝手に言い終わると、パールを手にしてポカンとした顔のアサクたちをお構いなしに、メイドたちを連れてその場を去っていった。
アサク「おっぱい足りないとか……」
イリア「アクリアって……ははははは~女装でもお気に入りされちゃって、すごいですわお兄さん!しかも、デタラメに言ったのに、まさか本当にマダムメールがいるなんて、はははは」
となりにいる魔獅子がもう笑いすぎて腰がぬけそうだ。
アサク「笑う場合か! 大事な任務があるんだぞ! コアがどうなってるわかんないし、ハプ司祭が精霊女王を見つけて精霊界を救えと俺に言ったんだ。メイドごっこしてられるかつうの!」
ちょうどおなかが鳴ったから、近くのレストランが見えて、とりあえず腹ごしらえをしようと店に入った。イリアが天使魚とバイバイして、アサクと一緒に一番目立たない隅っこの席に座ると、メニューに目を通す。
アサク(メシューを見て)「ワンセットでパール一つ!?」
ゴーストカード(すぐアサクの口をふさぐ)「しー、大声出さないでください。嫌なら女王様が用意してくださった部屋にお戻りになれば?なんでも使い放題ですよ」
アサク(プルプルと)「ぜってーやだ。(ちょっと恥ずかしく)まあ女の子にモテるのは悪い気しないけど…」
イリア(一発殴って)「お兄さんのスケベ!」
店員「お決まりですか」
アサク「セットを四つくれ」
店員「お二人でそんなに? 本当にたべられますか?」
アサク「大丈夫。食べられるよ」
店員「かしこまりました。ではパール四つ、いただきました。すぐご用意いたしますね」
食事が運ばれたら、アサクは飲み込むようにパクパクと食べて、ゴーストカードと魔獅子はテーブルの一角にコッソリと食べた。
アサク「俺たちはやく人魚国から出るべきだと思う。百獣国へ行って俺の友人のブラッド国王に助けをもとめよう」
魔獅子「そうはいっても、人魚国では【折畳ノ廻廊】の使用を禁止してるから伝送は無理です。地上の百獣国へ行くのには連結通路を通らなければならないが、もちろん警備がつけてるから、人魚女王の許しがないと通してもらえないんじゃ…」
イリア「それに、何の挨拶もなしに消えるなんて、失礼極まりないことですわ。ここはやはり一度女王様にお礼を申し上げに謁見をした方がいいとイリアは思います。」
ゴーストカード「人魚国と精霊界とは交流がありますが、わざわざ『美しき眠りの精霊王子』なんてマスターの存在を宣伝することに、なにか良からぬ意図を感じます。」
アサク「でもなぁ、戻らないとすると、金を稼がなきゃだな……」
イリア(笑いながら)「お兄さんにメイドになって、イリアたちを養っていただくしかほかありませんね」
ゴーストカード・魔獅子「そうですね」
アサク「なんで俺ばっかりー」
楽しい会話の中で、誰もすでに人魚兵士に囲まれたことに気づかなかった。
人魚兵士「精霊界からきた高貴なる友よ、ご相談があるので王城へと、女王陛下直々のお誘いでございます。」
アサク「あ、見つかっちゃったか」
人魚国王城へ移動する途中でも、熱心のファンたちが道の両サイドを囲んでアサクに“精霊王子さま、愛してる”なんて歓声を上げていた。
夜の人魚国王城にて、案内された正殿では、人魚女王が王座に座っていて、アサクたちの到着を待っていた。二人は一礼する。
アサク「女王陛下、精霊界のアサクと申します。貴国に来たのはその、事故によることでして、どうかお許しください」
ミカナ「わたくしが人魚国女王・ミカナと申す。付き人の二人も、姿を現すがよい」
ゴーストカードと魔獅子は一斉に術を解いて現し、女王に跪いて挨拶を。
ゴーストカード・魔獅子「ご無礼をお許しください」
ミカナ「よい。状況はわかっている。皆のもの、もう去るがよい」
そして正殿には、アサクたちと女王だけが残っている。
ミカナ「わたくしに着いてまいれ」
女王がアサクたちを宮殿にあるガーデンの一角へ連れてきた。
ミカナ「静かに見ておれ、そして何があっても、アサク、わたくしに合わせておくれ」
どういう意味かさっぱりだが、アサクは了承した。
この時、ガーデンに若い女性が歩き出て、上から真っ白な髪をした精霊らしき男が、女性の前に舞い降りてきた。二人は愛情深くに見つめ合い、男が貝殻とクリスタルで飾った花束を取り出して、女性に話しかける。
白髪の男「人魚姫・ユリア、どうか、俺と結婚してくれ」
ユリア(首を振りながら)「フルフィ様、ごめんなさい。婚約はお母さまにお許しを請わなければ、お約束できませんの」
白髪の男(手を引き)「ならば駆け落ちだ!」
ユリア(もう一度首を強くふる)「私もあなた様をお慕い申し上げておりますが、そのようなことは許されませんわ」
フルフィが強引にユリアを連れて行こうとすると、ミカナ女王が影から出た。
ミカナ「この無礼者、娘からその手を離し、今すぐ立ち去れ!」
フルフィ「女王だからって俺が怖気づくとでも思うのか。本気で暴れたら、この人魚国では俺に勝てるやつなんかいないぞ」
ミカナ「さぞ傲慢とみえる。まあ確かに、わが人魚国は、強いおのこを国王にし国を守ってもらう必要があるが」
フルフィ「はは、それって俺たちの婚約を認めるってことだろう?」
ミカナ「国王は実力と美しさを備える随一のおのこでしかなれぬ」
フルフィ「それはそれは、お褒めに預かり光栄だ、女王陛下」
ミカナ「否、その資格があるのは、そなただけではない。最近王国にいらっしゃった『美しき眠りの精霊王子』が、そなたより容貌が優れて、国民に愛されているのだ」
そう言って、アサクが隠れている物陰に指をさした。
アサクは仕方なく出てきて、どうにもかたくるしい感じで言う。
アサク「俺こそ、真の国王になれる精霊王子だ。貴様、俺をみてさっさと恥じ入って消えるといい」
フルフィ「ならばやってみようじゃないか、誰が勝つか定かではないぞ。な?精霊族のアサク」
アサク「! なんで俺を知ってる??」
フルフィ「……」
ミカナ(一度手を叩く)「もうよい、口喧嘩はおよし。女王たるもの、公正公平でなくてはな。ならば、正式に試合を行うことにしよう。勝つほうが、ユリアの夫となり国王になる。」
アサク「なんだって!?」
フルフィ「のった! いつだ?」
ミカナ「三日後、人魚国のコロシアムにて。」
ユリア「お母さま! なぜそのような勝手な約束を……あんまりです!」
悲しむユリアは泣きながら走っていった。
フルフィ「首洗って待ってろ」
そして飛び立って夜の空に消えた。
アサク・ゴーストカード・魔獅子「はめられた……」
女王は静かに頷いて微笑みをみせた。
正殿に戻ると、アサクがトンと床に座り、とても不機嫌な様子だ。
ミカナ「すまなかった。がしかし、それも無礼を承知で仕方なくしたことなのだ。なにせ、人魚国にはもはや幻獣であるあやつを止めるのに十分な力を持たぬからのお」
アサク「幻獣?フルフィのことですか、女王陛下」
ミカナ「いかにも。あやつが幻獣界百獣国『幻化部族』狐の一族のもの。人魚の民は決して百獣国のものと結ばれてはならぬのだ」
魔獅子「今の幻獣界では三大国が均衡の敵対状態にあります。ゴーストカードと自分も、囚われてないだけでも幸いってくらいです」
アサク「でも、人魚国って軍備がそこまで弱まってますか。それに二人が愛し合ってるのなら、別に硬く掟を守らなくても」
女王が立ち上がり、王笏で王座の真上を指すと、天井が突然崩れて、その奥にあるのは……
アサク「鏡返ノ核!? しかももう真っ赤で……すでに震盪が発生した!」
すぐ【不帰ノ羅針盤】を取り出して、巻き戻された時間を測るが、なんの変化も見られない!つまり、人魚国が『逆時震盪』の影響を受けなかったことになるが、ありえない。一体どういうことだろうと、アサクは驚きを隠せない。
その時、大量の魔物がコアから湧き出して、みなすぐ戦闘態勢に入る。その中の一匹が女王に襲い掛かる。
イリア「陛下! 危ない!」
驚くことに、魔物が女王の体を触れることなく、そのまま通ったのだ。
ミカナ「心配ない。精霊アサクよ、この鏡返ノ核を封印してもらえぬか」
アサク「わかりました!」
仲間の援護でコアに近づけて、【聖獄ノ籠】で封印を成功すると、呪縛から解き放ったように、今まで人魚国を覆う濁った空気が一気に晴れた。
再び王座に座り、女王はことの真相を語り始める。
ミカナ「コアが出現したのが半年前のこと。我が人魚国軍隊の総出でも、魔物の軍勢には太刀打ちできなかった。そして、『逆時震盪』が起きたのだ」
アサク「ではなぜ時間の変化が測れなかったのですか?」
ミカナ「それは巻き戻された時間の長さが130年がゆえ。130年前、人魚国はこの深い海の底ではなく、ちょうどここから真上の島にあった。海に沈んだのが30年ほど前のこと」
ゴーストカード「てことは、震盪のせいで130年前の人魚国が今再びそこで現れたってことですか」
ミカナ「そうじゃ」
アサク「じゃ震盪の後…ここは……」
ミカナ「消し去られてしまったよ、なにもかも。今そなたたちが見るすべてが思念体だ。それでも、我々は今もこのように、ここにおる。」
左耳に飾ってる雫の形をした耳飾りを取り、女王は続けた。
ミカナ「これは人魚国の国宝・【人魚ノ涙】というもの。『逆時震盪』の際に引き起こされた全国民の恐怖と悲しみが、【人魚ノ涙】の力を発動させた。」
アサク(悲しむ)「今目の前の女王陛下も、ここにきてから見た人魚たちもみな……【人魚ノ涙】の力によって保存された魂ですね……」
イリアがもうこえずに泣き出している。
ミカナ「心優しき精霊、アサクよ。わたくしは、ユリアとフルフィの愛を、婚約を認めぬわけではない、できぬのだ。そうさせてしまったら、ユリアも民もみな、国が滅んだこと、自分がもうこの世にいないことを思い出してしまう。どうかこの秘密を、守っておくれ」
二人は涙を流しながら頷いた。
ミカナ「芝居でもよい。フルフィを破り、ユリアと結婚し新たなる国王になって、民に希望を与えてやっておくれ。そしたら【人魚ノ涙】も役目を遂げ、人魚国は幸せ満ちる中で消える。これがわたくしの最後の願い、手伝ってくれるかい」
アサクは黙ったまま頷き、イリアが王城に響き渡るくらい大泣きをした……
三日後。
人魚国のコロシアムは人で賑わっている。ほぼ全国の人がここに集まって、人魚の姫君の夫を決める試合を楽しみに待っているのだ。
用意を済ましたアサクはゆっくりと、会場へ続く廊下を通り、コロシアムに入る。
第五章:幸せの微笑み
神説年暦36722年 8月22日 木曜日 午前十時
ほぼ全国の人が集まったコロシアムでは、熱烈な歓声が上がっている。今日の試合で、ユリア姫の夫となる、新たなる国王が決まるのだ。みなの期待の中で、試合が始まった。
アサクとフルフィはリングの中央に立っている。すでに対峙する二人だが、表情から気持ちの差がうかがえる。今にも暴れ出しそうに興奮しているフルフィに比べて、アサクはどこか悲しみを漂う感じだ。アサクが女王に一目をやると、女王が軽く頷いた。その左には泣き止まないユリア姫に、右がイリアが座っている。
法螺貝を吹き鳴らす音がコロシアムに響き渡り、試合開始!
フルフィが手にエネルギーで形成された槍で襲い掛かり、アサクはゴーストカードと魔獅子の力で武装状態で構える。【日輪ノ剣】と【光ノ槍】がぶつかり合い、火花を放つ。一進一退の攻防戦はどちらも譲らない気合だ。この時、フルフィが“光剣魔法”で攻め寄せてきて、驚いたアサクはすぐ左手のシールドで防御した。
アサク「! 見間違いじゃねえよな、あれは俺の光剣魔法だよね?」
魔獅子「はい、確かに、光剣魔法です」
フルフィ「あれ、おかしいな。アサク、お前魔法が得意じゃなかったっけ?なんで剣ばっかり使うんだ?魔法はどうした?」
アサク「う……」
ゴーストカード「マスター! このフルフィ、なぜか懐かしい気がします。きっと僕たちが知ってるものです。」
フルフィ「面白くなってきたな。んじゃ、遠慮なくいくぜ!」
手のひらからどんどん光剣魔法を打ち、同時にアサクに向かって突進して【光ノ槍】を突き刺す!
アサクは右手に持つ【日輪ノ剣】で【光ノ槍】を受け止め、左手に正三星陣魔法を自分に向かってきた光剣を吸収しようとしたが、三発までしか容量がなく、やはり何発はくらってしまった。そして体を捻り三星陣魔法“極光聖破”を出した!この攻撃を予想できなかったフルフィは間一髪でこの攻撃を避けたが、余裕を与えずに続いて【日輪ノ剣】を振って出された“陽輝閃撃”の挟み撃ちについに負傷、慌ててアサクとの距離を引き離した。
フルフィ「やるじゃないか、でも光属性の魔法攻撃は、同じ属性の俺には効果が出ないぞ。吸収での反撃だけじゃ、俺を倒せない!」
そういって、真っ白な長い髪を持つ精霊の少年の姿が歪み、巨大な白いキツネと変身した!そして周りに同じく白いコギツネが何匹も一緒に現れた。
アサク「うっ、俺キツネ苦手なんだけど……」
コロシアムに悲鳴があちこちから聞こえてくる。人魚国の人たちが逃げ回り、愛する人が異形のものに変貌したのを目の当たりにしたユリアは恐怖で戸惑っていると、これそこがフルフィの真の姿だと女王に告げられ、騙されたと思わず涙がこぼれる。
巨大な体と尾を駆使して攻撃してくるフルフィ。魔法による攻めも止まらず “星雲貫通銃”を出した時、アサクはゴーストカードと魔獅子を離して、両手同時に正三星と逆三星陣魔法を発動し、フルフィが放つすべての光の矢を吸収した。
空中に高く飛んで、両手の手のひらを合わせて、左には正三星の陣、右には逆三星の陣、天地印結!両手の陣魔法が一つになり、光の六星陣魔法を放つ!!
アサク「霸・極光殺陣!!」
全方位からの光剣がフルフィに襲い掛かった。同じ属性だと効果が弱まるが、無数の剣陣でフルフィがバランスを崩したそのすきに――
アサク「こい!【日輪ノ剣】!」
ゴーストカードが変身した【日輪ノ剣】を右手に握って、フルフィの頭の上に飛び乗り、剣のさきを脳天に打ち込みとする時、魔獅子が突然アサクを止めた。
アサク「魔獅子?」
ゴーストカードも変身を解けてアサクにやめるように願った。
アサク「なんで止めるんだ?」
ゴーストカード「フルフィが誰なのか、まだわからないのですか、マスター」
その時、力尽きたフルフィが倒れて、本当の姿――一匹の小さな白いキツネに戻った。
イリア「かわいいですわ!」
ユリア「その姿なら、いいかも……」
女王の睨みで二人はすぐ口をつむいだ。
フルフィ(アサクに跪いて)「強きものに従いしもべとなりて、われここに契約を結ぶことを誓う」
そしてフルフィの体が無数の光の粒子になり、アサクの手のひらに集中すると、ゆっくりと槍の形になった。
アサク「これは…【光ノ槍】だ! 俺が小さな頃に失くしたあの【光ノ槍】だ!」
【光ノ槍】を高く掲げて勝利のポーズをすると、コロシアムに喝采が沸いた。
ミカナ「これにて、アサクを我が国の新たなる国王、わが娘・ユリアの夫となる。さあ、みなのもの、祝言の用意じゃ」
夜、用意された部屋で休むアサクたち。
アサク「あの時、精霊界の『嘯きの谷』から人魚国に流されてたんだ。で、震盪の影響で【光ノ槍】の封印が解かれて幻獣の姿を取り戻したあなたは、ユリア姫に一目惚れして、精霊に成りすまし恋人になった。」
フルフィが黙って頷く。
イリア「だからユリア姫を連れだして、最後くらい幸せになってほしいと思ったのですね。」
フルフィ「……(泣き出す)」
アサクがフルフィの手を取って言う。
アサク「あした、一緒に人魚国を幸せにしよう」
アサクの言葉を聞いて、フルフィは我慢できずに大きく泣き出した。
イリア(フルフィを抱きあげる)「泣かないで、よしよし、フルフィ、イリアとお友達になりましょう」
翌日、盛大な婚礼が行われた。華やかなヴァージンロードを歩くアサクとユリア。傍らにいるイリアの笑顔が、なぜか少し引きつっていた。
女王自らアサクに栄光ノ指輪を付けて、新しい国王の誕生を告げる時、人々は楽しい歓声を上げながら、満面の笑みでありがとうと言い、一人また一人、ゆっくりと消えた。女王がアサクの手を、ユリアがフルフィの手を握りしめ、微笑んで感激を伝えると、耳に飾っている【人魚ノ涙】がひび割れ、二人もゆっくりと姿が消えてゆく。完全に消える前に、女王がアサクにこう言った。
ミカナ「130年前のあの人魚島へ行くがよい。王座に隠してある【人魚ノ涙】を探したまえ。それは幻獣界三大神器の一つ、必ず探し出し、わたくしに届けておくれ」
アサク「届けるって、どうやって??」
女王に聞こうにももう完全に消えて、人魚国にはもう生気が少しも感じなくなって、結界が消滅するとともに、海水が入ってきた。
アサク「ヤバい! 城が水没しちまう! とりあえず地上に逃げよう!」
ゴーストカード「結界が消えたから【折畳ノ廻廊】もう使えるはずです!」
イリアがすぐ【折畳ノ廻廊】を使い、みなを伝送した。
神説年暦36722年 8月24日 土曜日 午後三時
震盪によって再び出現した130年前の人魚島に到着したアサクたち。コアがもう封印されたので、大して強い魔物がいないし、雑魚を片付けていくと、王座の下に【人魚ノ涙】を無事見つけることができた。
アサクは【人魚ノ涙】をペンダントにして、フルフィにつけた。彼はペンダントを握りしめて涙をこらえながら誓う。
フルフィ「……今度こそ、必ずユリアを守って見せるよ」
指に付けられてる栄光ノ指輪をみて、アサクが呟く。
アサク「俺、結婚しちゃったんだな」
イリア(心)「本当に結婚したわけではないのに、なぜかお兄さんが取られた気がします。イリアが落ち込む理由なんか、ないはずのに、この気持ちは……?」
イリア(涙目でアサクに抱きつく)「イリアはずっとお兄さんと一緒にいます。イリアを一人にしないで」
アサク「? どうした? 大事な妹を置き去りにするはずねえだろう。よしよし」
イリア「イリア、お兄さんが大好きです。お兄さんのお嫁さんになるのはイリアだけですよ!」
アサク「え?」
一瞬、沈黙の時間が流れた。
話を変えようとゴーストカードが言う。
ゴーストカード「これからどうします? マスター」
アサク「俺がエデンの村に向かう前に、すでに妖精界の時間図書館で『逆時震盪』が起きていた。そして、今回の人魚国、正直ショックだよ……妖精界の現状が気になる。だから妖精界へ行こう、もしかしたら時間図書館でなにか新しい手がかりが見つけるかも」
一同「うん!」
【折畳ノ廻廊】を開いた。アサク、イリア、ゴーストカード・ウダ、魔獅子・サモエドに新たに加えた幻狐・フルフェ、一行が次なる目的地・妖精界へ向かう。
第六章:矛盾たる真義宝典
神説年暦36722年 8月28日 水曜日 午後七時
アサクたちが妖精界に到着するものの、妖精の森に迷い込み、どうしても妖精王国にたどり着けない。
アサク「妖精界の結界って厄介だな、まるで迷宮みてぇだ。どう歩いても出れねえし、【折畳ノ廻廊】で直接伝送もできない。これじゃいつまでたっても時間図書館にたどり着けねえぞ……」
新しくできた友達のガガ鳥を肩に乗せて、イリアも疲れた顔でいう。
イリア「もう歩けません……少し休憩しましょうよ、お兄さん」
フルフィ「腹減ったー」
アサク「しかたない、キノコを採ろう」
フルフィ「ええ~来てからずっとそれじゃん……」
その時、おいしい匂いがどこから漂ってきた。たどってみると、池の近くに美味しそうな鍋が出来上がっている。
アサク「いい匂いだ!」
フルフィ(マイ食器を取り出して)「準備万端! 食べよう」
アサク「持ち歩いてんのそれ」
フルフィ「みなの分もあるぞ~」
ゴーストカード「盗み食いはよくありません……」
イリア「ひ、一口だけなら、大丈夫ですよね、本当にいい匂い……」
魔獅子は何も言わないが、腹の虫は誠実だ。
おいしい匂いの誘惑に負けて、みなにして “おいしい、アツアツ”と言いながら食べ始めて間もなく、一人の巨漢の怒鳴り声が響く。
巨漢「こら! 盗み食いめ!」
が、アサクと目が合う瞬間――
アサク「カーバン!」
カーバン「アサク!」
二人は古き友と久々再会した嬉しさに抱き合った。そしてゴーストカードと魔獅子にも。
カーバン「まさかまた精霊の守り神たちに会えるなんてな。会いたかったぞ!」
イリアも嬉しくてカーバンに抱きついた。
イリア「これ、カーバンさんが作った野原スープだったんですね!通りでおいしいわけですわ~」
アサク「無事でよかったよ~カーバン」
カーバン「俺先月に火族製錬師の修業を遂げるための素材集めをしに、精霊界から幻獣界に行ったんだ。帰ろうとしたら精霊界が丸々消えた感じでなぜか帰れなくて、連絡しようにも手段がないから、妖精界で何かわかるかもって思って。そんで今食いしん坊のお前らと会ったわけだ。な、精霊界に一体何があったんだ?」
アサク「……カーバン、落ち着いて聞いてくれ」
そしてことの顛末の説明を聞いたカーバンが、力が抜けたように座り込んで、またすぐ起き上がってアサクの胸元を強くつかむ。
カーバン「じゃあみんなは? 他の精霊たちは今どうなってる??」
アサクはカーバンの手が離すようにつかんで、俯いてゆっくり口を開く。
アサク「無事脱出した人がどれくらいいるかわからない。今のところ、俺たちが会えたのは、あなただけだ……」
カーバン「……くそ!」
悲憤に満ちたカーバンの拳は、一発で軽々しく森の木々を殴り折った。
ゴーストカード「カーバンさん、どうしたら妖精王国に入れるかわかりますか?」
カーバン「知ってる。でももう日が暮れた。妖精王国を覆う結界が夜になると無限ループの迷宮になる。王国へ続く道は昼でしか現れないから、日が昇るのを待つしかない」
イリア「本当に迷宮だったんですね。お兄さんが方向音痴だからとばかり思いました」
フルフィ「待つしかねえんだろ?明日のためにも今は腹ごしらえして休もう」
アサク「そうするしかないようだ」
魔獅子「みなさんは休憩を。夜番は自分に任せてください」
カーバン「そういえば、この白いキツネって誰だ?」
アサク「幻獣になった【光ノ槍】だよ」
カーバン「ええ~~、ちょっとアサク、お前、まだ何か隠してねえか?」
アサク「横になりな、ゆっくり話すよ」
神説年暦36722年 8月29日 木曜日 午前八時
朝、アサクとカーバンははっきりと目の下にくまがついてる。一晩中人魚国の出来事をしつこく聞いて、二人とも一睡もしなかったのだ。
ゴーストカード「お二人さん、一晩中ずっと話し込んでてうるさかったですぞ」
魔獅子「同意」
アサク「しつこく聞いてくるカーバンが悪いんだぞ」
カーバン「だってさ、まさかアサクが結婚するとはな、人魚国の国王にまで……それに、あんなのあんまりだよ……」
アサク(軽く肩を叩く)「丸一夜感傷に浸っててもういいだろ? はやく妖精の村に連れていってくれ」
荷物をまとめて、カーバンに続いて森に入り、しばらくして、一つの吊り橋に着いた。
カーバン「この先が妖精の村だ」
村に入ると、そこにはもうひどい光景になっている。
妖精界の東北方向、つまり時間図書館が位置する方には、険しい炎が燃え上がっていて、どうやら魔物が出てこれないように囲んでいるらしい。城下町あたりが戦闘の跡がみられるが、幸い損害が大きくないようだ。
村の妖精たちはみな疲れた様子で、その中に怪我人もいる。アサクをみると、すぐ慌てて知らせに人を出した。
村の妖精「早く女王陛下にお知らせを! 精霊界のアサク様が来てくださったぞ!」
一人若い妖精が駆けてきてアサクに話かける。
若い妖精「アサク様、待ってました! 早く王城にお越しください。女王陛下がお待ちです」
アサクたちが妖精王城に案内され、妖精女王・ルナミアに謁見することになった。
途中に見る正殿がひどく損傷であちこちボロボロになっていて、妖精女王もひどい怪我を負い、寝室に寝込んでいる。寝台のすぐそばまで案内されると、女王に付き添う侍女の一人が、カーバンに飛び込んで泣き出した。
カーバン「俺たちが来たからにはもう大丈夫だ、サナ、心配するな」
アサクとイリアはもう一人の侍女の傍に。
イリア「サヤお姉さん、大丈夫ですか。」
アサク「事情を説明してくれ」
サヤ「二ヶ月ほど前、時間図書館の中央ホールに見たことないコアが現れ、たくさんの魔物が出てきて……女王陛下がすぐ兵を向かわせたんだけど、翌日に急に強烈な震波が起きて、図書館一帯の景色が変わったし、そこにいたはずの人々もみなどこかに消えて……それからすごくでかい岩石巨獣が図書館の外壁に登り出ると、まるでそれが合図みたいに、魔物が外に拡散して周りを攻撃し始めたんです。村がもちろん、王城も免れなくて、最後に女王陛下が古代神器【火竜ノ斧】を異変の境界線に刺して炎ノ結界を張ってやっと、魔物を閉じ込めることができました」
サナ「境界線を越えた魔物を辛うじて退治したけど、それで女王陛下に怪我を負わせてしまいました……守り切れなかった私たちが悪いんです……私……」
そう言ってサナまた泣き出す。
アサク「今すぐ時間図書館に向かって魔物を消してくるよ。でもあなたたちはついてくるな。逆時震盪の影響を受けないのは精霊である俺たちだけだから」
その時、妖精女王が目を覚ました。侍女の二人はすぐ女王の傍にいって、起き上がるをの支えた。
ルナミア「精霊界での出来事はもう、夢を通してすべて知った。これは巨大なる陰謀である。敵が時間図書館を狙った理由は歴史を歪ませること。おそらく図書館で巻き戻された時間の記録は消えてしまったのだろう。どうかそこにある【真義宝典】を探し出して、わらわに届けてほしい。まだ修復できるやもしれぬ」
サヤが一つの水晶玉を取り出してイリアに渡した。
サヤ「この水晶は君たちがいるところの様子を映してくれます。これで【真義宝典】を探すのを手伝います。」
イリア「水晶でこんなことができるなんて、すごいですわ」
アサク「一刻も争う事態だ、出発しよう」
サナ「ご案内いたします」
神説年暦36722年 8月29日 木曜日 午後十二時
みなは【火竜ノ斧】を刺したところまできた。
サナ「一緒に入れないから、私はここまでです。どうかお気を付けて」
カーバンが【火竜ノ斧】に向かって言う。
カーバン「カイネ、お前まだやれるか?」
が、【火竜ノ斧】からなんの返答もない。
カーバン「どうやら炎の結界に集中してるらしい。邪魔しないでおこう」
アサク「でも、どうやって入るんだ?」
カーバン「俺は火の精霊だぞ、任せろ。 (両手を前に掲げて)陣防術・赤焔ノ壁」
カーバンがそう唱えると、火で構成された壁が結界の炎をかき分けて、時間図書館まで道が現れた。
【不帰ノ羅針盤】で測ってみると、なんと、1500年もの年月が巻き戻されたのだ。
アサク「1500年も? なんでそんなに昔にまで……とりあえず今は、中にあるコアを封印して魔物を消すのが先だ。いくぞ!」
火の道を通り、無事にホールまで着いたが、やはりそう簡単にはいかず、図書館の外壁にいた岩石巨獣が、魔物をつれてコアを守りにまた戻ってきた。
ふと気づくとイリアの隣が三尾猿になっている。
アサク「友達変えるの早すぎだろ」
イリア「ガガ鳥は火が苦手なんです。だから三尾猿に付き合ってもらうことにしましたの」
アサク「逆時震盪した空間に入って無事でいられるのは俺たち精霊だけなんだろ。なんで三尾猿を連れてこれたんだ?」
三尾猿がなぜかイリアと同じ淡いピンクの光を発している。
ゴーストカード「僕と魔獅子がこの空間に入れたのは、マスターとの主従関係でマスターの精霊の力で守られているからです。今三尾猿もイリアさんと主従関係になったから、同じように守られていますよ」
イリア(三尾猿を抱いて)「怖がらなくてもいいですよ。イリアお姉さんが守ってあげますわ。一緒に冒険しましょう」
アサク「あっそ。早いとこ用事を済ませようか。イリア、あなたはカーバンと水晶玉を持って【真義宝典】を探してくれ、戦闘中に壊れたりしたら大変だ」
カーバン「おう。イリアちゃんを俺が守る。任せろ」
そして魔獅子を召喚して魔装に変身させて防御を整えるが、ゴーストカードが【日輪ノ剣】に変身できない。
ゴーストカード「図書館の中では日の光が弱すぎて変身できません。このままフォローにまわります」
フルフィ「じゃ俺が!」
そういって【光ノ槍】に変身。槍を手に持つアサクは一振りして嬉しそうに言う。
アサク「この感覚、懐かしいぜ! 一緒に戦うのも久しぶりだな。星雲貫通銃!」
すぐ技を出して岩石巨獣と戦い始めた。
一方、イリアは水晶玉を通し、サヤの誘導を頼ってカーバンと一緒に【真義宝典】を探す。邪魔する魔物を、カーバンは図書館の土属性を利用して“陣防術・石屑爆撃”で打ちのめし、やっと宝典にたどり着けたが。なんと、コアの出現場所が、宝典の真上だ。
カーバン(叫び)「アサク! 宝典を見つけたぞ! コアもここだ!」
三尾猿が隙を見て宝典を取り出して、イリアに渡した。襲い掛かる魔物はカーバンが相手している。
岩石巨獣との戦いがどうもうまくいかない。防御が硬すぎて、傷一つまともに与えられないでいるアサク。
アサク「かたっ!これじゃ倒せそうにないぞ」
フルフィ(半泣き)「いたたた! 壊れる! 俺壊れちまうよ~~」
岩石巨獣の強力な一撃で、アサクとゴーストカードがぶっ飛ばされた。
魔獅子「マスター、申し訳ございません。もう…」
言い終わらないまま、魔獅子の変身が解けてしまい、地に転んで、傷だらけになっている。
アサク「倒せないなら策を変えよう。動けないようにして、先にコアを封印すれば、こいつも消えるだろ!」
フルフィ・ゴーストカード「どうやって??」
ゴーストカード「あっ! (フルフィをみる)光をください!」
フルフィ「! なるほど! その手があったか!!」
ゴーストカードが【光ノ槍】からの強い聖光を浴びて変身し、融合して【天斬のエクスカリバー】となった。【天斬のエクスカリバー】で岩石巨獣を射ぬいて壁に釘付けた。
魔獅子に乗ってコアのところに駆け付けて、【聖獄ノ籠】で封印すると、魔物が一斉に消えた。やっと一件落着と放心して、みんな力尽きで地に倒れた。
妖精王城に戻り、宝典を女王に渡すと、女王は妖精界の生き残った記録士を集めて、過去1500年分の歴史を再び宝典に書き込んだ。が、そこに一つ重大な矛盾を、女王は気づいて、すぐアサクたちを呼んだ。
ルナミア「この世のあらゆる命・物・出来事を記録している【真義宝典】は、間違いはないし、不足もあってはならない。だが……」
アサク「どうしましたか?」
ルナミア「……そなたに関する記述が、一切ないのだ。つまりはアサク、そなたがこの世に存在しないことになる!」
まるでこの言葉を合図のように一瞬周りの空間が歪みだして、それが消えた時には、人々の顔色が何やら違うように見えた。
サヤ「あなた誰ですか! 勝手に踏み入れるなど許されませんよ!」
サナ「侵入者がいます! はやく女王陛下をお守りください!」
ルナミア「この無礼者、わらわの寝室とわかっての所業か」
アサク(慌ててカーバンに)「俺のことわかる??」
カーバン「もちろん」
アサク「イリアは?」
イリア「大好きなお兄さんを忘れるわけありませんよ」
アサク(魔獅子・ゴーストカード・フルフィに)「あんたたちは??」
魔獅子「覚えてます」
ゴーストカード「覚えていますよ」
フルフィ「覚えてるぞ」
アサク「じゃあ、いったい何が……」
女王を守るべく妖精の禁衛軍が駆け付けて叫び出す。
妖精兵士「侵入者を捉えろ!」
カーバン(サナに向けて)「俺のことわかるかい?」
サナ「? カーバンさんでしょう? あなたとイリアちゃんがいてくれたおかげで、コアの魔物を退治できましたわ」
カーバン「どうなってる? そうじゃないんだ、こいつが俺の仲間のアサクだぞ??」
ゴーストカード「とりあえず逃げましょう、マスター」
奇妙な状況で仕方なくカーバンとイリアをその場に残して、魔獅子がアサク、ゴーストカードとフルフィを乗せて窓から寝室から逃げ出した。魔獅子の背に乗って逃亡するアサクは、複雑な気持ちで遠く眺める。
アサク「それじゃ俺は、誰だ?」
to be continued~
google play 圖書『アサク伝X真龍の魂』
花祭り 歴史 在 林公子生活遊記 旅遊情報 Facebook 的最佳貼文
友情分享系列,借位SHARE一年一度日本八大雪祭
https://www.mrlamsan.com/2019/12/pageant.html
搭乘列車感受日本豪雪冬天
東北・信越地區一生人必須去一次的8大雪祭
60萬個金色燈泡!必睇銀白世界浪漫燈海 雪屋裡暢飲暖酒
要感受日本的雪季,不少香港人都會想日本北部地區,若然想體驗日本不一樣的冬日樂趣,就一定要來到東北・信越地區了!冬天的精髓毋庸置疑就是白皚皚的雪景,其實東北・信越地區的降雪量驚人,亦因如此得天獨厚的環境,當地非常適合各樣的冬日活動,例如雪地燈飾、雪燈籠、雪屋、冰雕、冬日煙花、雪地遊戲……這個季節限定的雪景和傳統祭典一個接一個,大家可感覺接踵而來的驚喜。現在就開始計劃到訪與香港截然不同的東北・信越地區,細味日本東北冬日祭典的獨有魅力!
SENDAI Pageant of Starlight [宮城縣]
・活動期間︰2019年12月6日(五)~12月31日(二)
・地點︰宮城縣仙台市定禪寺通(東二番丁通~市民會館前)
十和田湖冬日物語 [青森縣]
・活動期間︰2020年1月24日(五)~2月24日(一)
・交通方式︰於JR「八戶」站西口,乘搭「冬之奧入瀨號」巴士
盛岡雪燈祭 [岩手縣]
・活動期間︰2020年2月6日(四)~2月8日(六)
・地點︰盛岡城跡公園、盛岡歴史文化館等等
・交通方式︰JR東北新幹線・秋田新幹線「盛岡」站
飯山雪祭 [長野縣]
活動期間︰2020年2月8日(六)、2月9日(日)
・地點︰飯山市文化交流館NACHURA
・交通方式︰JR北陸新幹線・飯山線「飯山」站
大內宿雪祭 [福島縣]
・活動期間︰2020年2月8日(六)、2月9日(日)
・地點︰福島縣南會津郡下郷町大内宿
・交通方式︰於JR磐越西線「會津若松」站轉乘會津鐵道、再於「湯野上温泉」站轉乘巴士15分鐘
上杉雪燈籠祭 [山形縣]
・活動期間︰2020年2月8日(六)、2月9日(日)
・地點︰上杉神社境内・松之岬公園一帶
・交通方式︰於JR山形新幹線「米澤」站乘搭會場穿梭巴
十日町雪祭 [新潟縣]
・活動期間︰2020年2月14日(五)~16日(日)
・地點︰新潟縣十日町市市内一帶
・交通方式︰JR飯山線・北北線「十日町」站
橫手雪屋祭 [秋田縣]
・活動期間︰2020年2月15日(六)、2月16日(日)
・地點︰秋田縣横手市横手地區
・交通方式︰JR奥羽本線「横手」站
■選用「JR EAST PASS」前往東北地區,節省出遊成本
#仙台 #東北 #日本東北 #日本雪祭 #宮城縣 #SENDAI
#十和田湖冬日物語 #青森縣 #盛岡雪燈祭 #岩手縣
#飯山雪祭 #長野縣 #盛岡 #大內宿雪祭 #大內宿 #福島縣
#福島大内宿まつり #上杉雪燈籠祭 #山形縣
#十日町雪祭 #新潟縣 #新潟 #橫手雪屋祭 #秋田縣 #JREASTPASS
#長野
花祭り 歴史 在 OmegaGamesWiki™ Youtube 的最佳貼文
【SIREN/サイレン】全アーカイブ集(No 001~100)
アーカイブ(取得場所/条件):
001 不入谷壁画 0:05
・No.001以外のアーカイブを全取得、堕辰子のデモを見終わると自動取得
002 三隅日報 0:27
・竹内多聞 1976年0時
・自動取得
003 神代家からの手紙 0:35
・牧野慶 数日前16時
・自動取得
004 広報はにゅうだ 0:45
・須田恭也 前日23時
・プレハブ小屋内、ロッカー横の棚
005 石田徹男の警察手帳 1:03
・須田恭也 前日23時
・スタート地点付近、石田徹男が落ちてくると、付近に落とす
006 BANG-バン- 1:12
・須田恭也 前日23時
・軽トラック、助手席に置かれている
007 四方田春海の図面 1:31
・高遠玲子 初日2時
・3.4年教室、廊下側の壁
008 合石岳遠足の写真 1:40
・高遠玲子 初日2時
・職員室、黒板に貼られている
009 竹内多聞の職員証 1:50
・竹内多聞 初日2時
・自動取得
010 巨石の欠片 2:00
・竹内多聞 初日2時
・墓地、祠に置かれている
011 井戸底の偶像 2:10
・竹内多聞 初日2時
・井戸から樽を引き上げた後、井戸付近に落ちている
012 奇妙な図形の落書き 2:20
・須田恭也 初日2時
・マンホール付近の壁の下に落ちている
013 恩田理沙の手紙 2:30
・須田恭也 初日2時
・最初の階段を上がった後の近くの小屋の上、終了条件2クリアで自動取得
014 テレホンカード 2:49
・宮田司郎 初日3時
・祠に置かれている
015 テレビ番組企画書 2:59
・宮田司郎 初日3時
・選鉱所1階、崩れかかっていた床に落ちている
016 スケッチブックの切れ端 3:18
・恩田理沙 初日4時
・離れ、机の引き出しを開けると、中に入っている
017 マナ字架メダル 3:28
・恩田理沙 初日4時
・終了条件2クリアで自動取得(須田恭也が月下奇人を確認した場所)
018 掛け軸 3:37
・牧野慶 初日5時
・石川家、和室の壁
019 羽生蛇村役場報 3:47
・牧野慶 初日5時
・食堂、調理場のカウンター
020 天地救之伝-末世過乱ノ事- 3:58
・須田恭也 初日7時
・シナリオ終了後自動取得
021 須田恭也の学生手帳 4:27
・宮田司郎 初日7時
・食堂内のテーブルの上
022 羽生蛇蕎麦 4:46
・宮田司郎 初日7時
・食堂の壁
023 羽生蛇村役場報 5:05
・宮田司郎 初日7時
・六角家のポスト
024 信者帳 5:15
・八尾比沙子 初日7時
・自動取得
025 神代淳の戸籍抄本 5:24
・須田恭也 初日8時
・自動取得
026 竹内伝書-神代家覚書- 5:34
・須田恭也 初日8時
・終了条件2出現後、竹内の墓付近に落ちている
027 開通記念集合写真 6:12
・志村晃 初日8時
・終了条件2出現後、管理小屋の机の上
028 カモシカ絵日記帳 6:30
・志村晃 初日8時
・鉱山事務所地下、床に落ちている
029 27年前の日付のカルテ 6:49
・恩田理沙 初日10時
・自動取得
030 八尾比丘尼伝承 6:59
・美浜奈保子 初日11時
・自動取得
031 海送り 7:08
・牧野慶 初日12時
・自動取得
032 前田知子の生徒手帳 7:27
・牧野慶 初日12時
・終了条件2出現後、社倉庫にあるバケツの中(屍人の視界ジャック必要)
033 安野依子の大学ノート 7:36
・竹内多聞 初日12時
・自動取得
034 村人の日記 7:46
・志村晃 初日16時
・物置小屋に置かれている
035 安野依子の絵葉書 7:55
・志村晃 初日16時
・高谷家のポスト
036 海還り 8:14
・安野依子 初日17時
・自動取得
037 水蛭子神社縁起 8:23
・前田知子 初日17時
・開始時の社内床の隙間(調べる→引き出す→調べる)
038 三隅日報 8:41
・前田知子 初日17時
・パトカー内、助手席のサイドポケット
039 道祖神 8:50
・美浜奈保子 初日17時
・自動取得
040 志村晃の狩猟免許証 9:00
・美浜奈保子 初日17時
・第一通洞入り口下の壁際の地面に落ちている
041 図書カード 9:09
・美浜奈保子 初日17時
・東3号斜坑奥、ランドセルの中
042 羽生蛇トライアングル 9:18
・美浜奈保子 初日17時
・東3号斜坑奥、ランドセルを開けた後、付近に落ちている
043 安野依子の学生証 9:27
・竹内多聞 初日2時
・祠の中、終了条件2進行で自動入手
044 アトランティス創刊号 9:46
・竹内多聞 初日2時
・民家内、奥の部屋の床に落ちている
045 水蛭子神社御神籤 10:14
・竹内多聞 初日2時
・神社の扉に結んである、御神籤を引くと取得
046 竹内多聞研究ノート 10:32
・竹内多聞 初日2時
・石窟内、石窟内地面に落ちている
047 前田知子の書置き 10:42
・前田知子 初日21時
・自動取得
048 「星を見る会」プリント 10:51
・美浜奈保子 初日22時
・体育館倉庫内に落ちている
049 羽生蛇村民話集 11:10
・美浜奈保子 初日22時
・図書室奥にある本棚に置いてある
050 宮田医院歴史年表 11:29
・恩田理沙 初日22時
・第一病棟2階、倉庫にある車椅子に置かれている
051 天使のレリーフ 11:38
・恩田理沙 初日22時
・101ベッドのシーツを取る、終了条件2クリアで自動取得
052 木花咲耶姫伝承 11:49
・神代亜矢子 初日23時
・自動取得
053 写真週刊誌-新読丸- 12:07
・高遠玲子 初日23時
・自動取得
054 聖歌集 12:26
・高遠玲子 初日23時
・墓碑に置かれている
055 天地救ノ伝-木る伝- 12:36
・高遠玲子 初日23時
・終了条件2クリアで自動取得
056 入院患者の手紙 12:55
・宮田司郎 第2日0時
・検査室にある机の引き出し
057 宇理炎 13:05
・宮田司郎 第2日0時
・終了条件2クリアで自動取得
058 祭壇の偶像 13:23
・須田恭也 第2日1時
・廃屋、仏壇に置かれている
059 三隅日報 13:33
・須田恭也 第2日1時
・仏壇のある部屋の畳の下に敷かれている
060 月下奇人 13:43
・須田恭也 第2日1時
・赤い池近くに咲いている
061 美浜奈保子の卒業文集 13:52
・美浜奈保子 第2日3時
・自動取得
062 宮田司郎のカルテ 14:11
・牧野慶 第2日4時
・自動取得
063 聖画-天使降臨- 14:30
・前田知子 第2日6時
・竹内の墓に上る階段をさらに奥にある土管の中
064 つちのこ手配書 14:39
・前田知子 第2日6時
・廃車の荷台から土管のあるほうを見ると追加(○ボタンで調べる)
065 天地救ノ伝-理尾や丹- 14:58
・牧野慶 第2日6時
・自動取得
066 うつぼ舟 15:17
・八尾比沙子 第2日6時
・自動取得
067 週間粕取 15:35
・須田恭也 第2日7時
・選鉱所休憩室の棚に置かれている
068 宮田司郎の免許証 16:04
・須田恭也 第2日7時
・宮田の最初のステージのスタート地点にある掘り返された跡付近に落ちている
069 美浜奈保子の履歴書 16:13
・須田恭也 第2日7時
・選鉱所の坂を下った付近にあるドラム缶に置かれている
070 志村晃の古びた写真 16:32
・竹内多聞 第2日10時
・自動取得(志村初日17時で3回目のプレイ、安野を隠れさせ、写真の発見が必要)
071 欄干の傷跡 16:41
・竹内多聞 第2日10時
・デモで二人が話をしていたあたりの欄干を調べる
072 卓袱台の落書き 16:50
・四方田春海 第2日15時
・居間の卓袱台に書かれている
073 カモシカ学習帳 17:00
・四方田春海 第2日15時
・子供部屋にある机に置かれている
074 ビーズ人形 17:10
・四方田春海 第2日15時
・終了条件2出現後、納戸の穴に落ちている
075 天地救ノ伝-稗え田ノ木ノ実- 17:20
・神代美耶子 第2日15時
・自動取得
076 入院患者の落書き 17:38
・竹内多聞 第2日18時
・最東の隔離室、ベットの付近の壁
077 古びたアルバムの写真 17:47
・竹内多聞 第2日18時
・終了条件2出現後、資料室の机に置かれている
078 天使救ノ伝-果報ノ御告げ- 17:57
・八尾比沙子 第2日19時
・自動取得
079 粗戸町内地図看板 18:15
・須田恭也 第2日20時
・タバコ屋横の通路の壁
080 竹内伝書-羽生蛇村ノ信仰- 18:24
・須田恭也 第2日20時
・六角家、下駄箱の上に置かれている
081 羽生蛇村風土記 18:52
・四方田春海 第3日0時
・スタート地点近くにあるゴミ箱の中
082 笑い袋 19:11
・四方田春海 第3日0時
・中野家の箪笥の上
083 神代家お手伝いの日記 19:29
・四方田春海 第3日0時
・近藤家の庭に落ちている
084 竹内多聞の手帳 19:39
・竹内多聞 第3日3時
・自動取得
085 東エリのレコード 19:57
・竹内多聞 第3日3時
・竹内多聞操作で、近藤家のレコードの横に置かれている
086 羽生蛇村航空写真 20:07
・竹内多聞 第3日3時
・竹内多聞操作で、松川屋カウンター横の壁
087 生き返り頭脳ゲーム 20:16
・竹内多聞 第3日3時
・須田恭也操作で、千曳橋の先の墓の上に置かれている
088 牧野慶養父の遺書 20:25
・牧野慶 第3日7時
・自動取得
089 双子の写真 20:35
・牧野慶 第3日12時
・吉村家内にあるアルバムを調べる
090 竹内多聞宛の手紙 20:44
・牧野慶 第3日12時
・吉村家横にある焼却炉を調べる
091 行方不明少女の張り紙 20:54
・牧野慶 第3日12時
・管理小屋裏にある掲示板に貼られている
092 空魚 21:12
・牧野慶 第3日12時
・サイレン小屋上に、はしごで登り、文様上の空を叩くと、空魚が落ちてくる
093 白衣の燃えカス 21:30
・竹内多聞 第3日16時
・終了条件1クリアで自動取得
094 アトランティス増刊号 21:40
・竹内多聞 第3日16時
・解体屋、机の上に置かれている
095 聖画-楽園- 21:59
・須田恭也 第3日23時
・自動取得
096 焔薙 22:08
・須田恭也 第3日23時
・神代淳を倒した後、目の前に刺さっている焔薙を取る
097 竹内多聞の絵日記 22:26
・竹内多聞 第3日23時
・自動取得
098 三隅日報 22:35
・四方田春海 第3日23時
・自動取得
099 新説羽生蛇村事件 22:44
・須田恭也 後日0時
・自動取得
100 三隅日報 22:53
・須田恭也 後日4時
・自動取得
サムネイル製作:K.K
#SIREN #サイレン #アーカイブ
======================
- ゲームタイトル: SIREN(サイレン)(PlayStation 3(PS2アーカイブス))
- 発売日: 2003年11月6日 (日本)
- 価格: PS2アーカイブス:1200円(税込)
- ジャンル : ホラー、アクション・アドベンチャー
- ESRB : Cero C
- 開発: SCEジャパンスタジオ
- 発売: ソニー・コンピュータエンタテインメント
花祭り 歴史 在 寶船 TAKARABUNE Youtube 的最佳解答
前回の動画はこちら
↳ フランスのお花見会場で阿波踊りしてきた!!!
https://youtu.be/dbr1n7fQCkA
―――――
どうもこんばんは。金髪の異端児、たかしです。
今回は阿波踊りを、ニューヨークのフェスで踊ってきました!
ニューヨークのブルックリンには「Brooklyn Botanic Garden」という植物公園があります。そこで毎年春に『Sakura Matsuri』というフェスが行われており、寶船は何年間か連続で出演していました。
この桜祭りは、ニューヨークの中でも最大と言われ、およそ6万人もの観客が来場しました。このフェスは、寶船のニューヨークでの活動の歴史を語る上で、決して欠かすことは出来ません。そして、その物語の中には忘れてはいけない1人のファンの存在がありました。今日は、僕らのニューヨークでの物語を紐解いていくことにしましょう。
寶船が「世界に出よう」と大見得切って威勢良く言い始めたのは、確か2012年頃だったと記憶しています。その頃から「世界に出よう」の“世界”を意味する景色は、すなわちニューヨークのことであり、当然ニューヨークの城を攻めないことには世界を獲ったことにはならないと自覚していました。なので僕らがプロになった当初からニューヨークへ行きたいという夢はあったものの、なかなかきっかけというものはただ待っていても簡単に落ちてくるわけではありません。
そうやってニューヨークのNの字もないまま一年ちょっとをやり過ごし、ようやく初めてニューヨークに行けたのが2014年の春でした。たまたまひょんなことから四国系のビジネスマンが集まるコミュニティーと仲良くさせていただき、彼らがニューヨークのイベントに関わるというので、夢にまで見た“世界”のニューヨークに初めて降り立つことに成功しました。
その初めてのニューヨーク体験の時に、いきなり出させてもらったのが、今回の『Sakura Matsuri』だったというわけです。当初は、ニューヨークの街を歩いているだけでもウキウキで、近くのスーパーマーケットやマクドナルドに立ち寄るだけでも、僕らにとっては冒険でした。
そんなニューヨークに来たての頃から、ずっと僕らを応援してくれている1人の女の子がいました。彼女の名前はリナちゃん。トルコで生まれて今はニューヨークでフォトグラファーをやっている彼女は、僕らが初めてニューヨークのフェスに出た時から応援してくれていました。
いつもYouTubeの撮影で、背景に飾ってある「寶船ロゴ」の刺繍。この刺繍をたった1人で作ってプレゼントしてくれたのが、リナちゃんです。寶船の刺繍は、全て手縫いで、一日何時間もかけて縫い、トータルで6ヶ月ほどかけてようやく完成した、本当に膨大な時間と想いが詰まったプレゼントだったんです。
そこまでの思い入れで寶船を応援してくれる人がニューヨークにいるなんて。僕らはそのことに心から感動し、もらった寶船刺繍をオフィスの一番目立つ場所に飾るようになりました。この刺繍には、リナちゃんの寶船に対する想いだけでなく、僕らの夢見た“世界”の景色が縫い込まれているのです。この刺繍を見る度に、僕らは「なぜ踊るのか」「なぜ世界を目指すのか」の問いを忘れずに過ごすことが出来ます。
そして、今回の動画の後半では「なぜ寶船はステージの最後に『I LOVE YOU』と叫ぶのか」という疑問に答えています。考えてみたら「I LOVE YOU」ほど、言い方ひとつで意味がガラッと変わってしまう言葉はありません。言い方次第では、これ以上ないほど陳腐で寒々しくもなり、また人の涙腺を刺激する魔法の言葉にもなり得ます。
そんな言葉をあえてステージ終わりに叫ぶようになったきっかけの話を動画で触れています。今日の動画は、寶船の根底の考え方、イズムに関わる話が沢山出て来ます。ぜひ隅々まで丁寧に見ていただけると幸いです。
(たかし)
※このイベントはコロナ禍以前に行われました。
チャンネル登録、高評価、コメント、皆さんぜひお願いします!
↳https://www.youtube.com/user/takarabune0?sub_confirmation=1
―――――
■Twitter随時更新中!
寶船公式Twitter→ https://twitter.com/takarabune_info
わたる https://twitter.com/yonezawa_wataru
めぐみ https://twitter.com/yonezawa_megumi
たかし https://twitter.com/RiceStreamLand
かっしー https://twitter.com/BONVO15
かおこ https://twitter.com/kaoko_810
■LINE@で友達になってください!
https://line.me/R/ti/p/%40lhe7303n
■その他SNSはこちら
Instagram→https://www.instagram.com/takarabune_official/
Facebook→https://www.facebook.com/Takarabune.official
TikTok→https://www.tiktok.com/@takarabune_official
■寶船オンラインコミュニティ『タカラボ』
https://takarabune.org/takalab/
ご入会お待ちしております!
■ご依頼はこちらから!パフォーマンス・講演会・取材・執筆・コラボなど、大歓迎!
↳ https://takarabune.org/contact/
■使用した音素材
↳OtoLogic(https://otologic.jp)
ポケットサウンド(https://www.youtube.com/c/ポケットサウンド)
#寶船 #TAKARABUNE #ニューヨーク
花祭り 歴史 在 寶船 TAKARABUNE Youtube 的最佳貼文
前回の動画はこちら
↳ 【衝撃の舞台】花火とレーザービームと阿波踊り!
https://youtu.be/VRb1JiV8i4Y
―――――
どうもこんばんは。金髪の異端児、たかしです。
今回は阿波踊りを、徳島駅の目の前で踊ってきました!
徳島駅前の大型デパート『そごう』前には大きなステージがあり、お祭りの時にはそこで数々の阿波踊りグループが踊ってきました。その風景はお盆の時期の風物詩となり、阿波踊りファンに長い間親しまれてきました。
そんな徳島で愛され続けたそごう徳島店は、残念ながら2020年の8月末をもって惜しまれつつも閉店。今日見ていただく映像は、そごう徳島店前で踊れた最後の日のステージです。今では二度と見れないそごうでのパフォーマンス。今一度この動画を見ながら、徳島の阿波踊りとそごうの物語を噛み締めていくことにしましょう。
このそごう前ステージというのは、阿波踊りをやっている人間にとっては非常に特別な場所です。あのステージに立つたびに、相当の覚悟をもって挑んできました。なぜならこのステージには阿波踊りに造形が深く、かなりの審美眼を持った阿波踊り通の方が沢山集まるからです。
普段の寶船のステージは、阿波踊りを観たことがない方に向けてパフォーマンスすることが多いですが、このそごう前ステージは真逆です。集まるお客さんは、ほとんど阿波踊りに目が肥えている方々ばかり。出演する立場からするとこんなに怖いステージはありません。ここだけは下手なパフォーマンスは見せられないんですよ。
そんな歴史あるそごう前ステージの中でも、今日の動画のステージは、特に貴重なものとなっています。というのもこの日は2019年の夏、つまりコロナ禍前最後のタイミングであり、その翌年の2020年にはそごうが閉店してしまったので、結果的にこのステージで踊れたラストパフォーマンスだったわけです。
今まで寶船は、阿波踊りの新しい形を模索しながら我武者羅に走ってきました。時には沢山のご批判の声もありました。それでも僕らは諦めず、日々僕らなりの阿波踊りの形を追求し、徳島の方々に認めてもらおうと必死に食らいついてきました。
今日の動画は、寶船と徳島の方々との物語が、ひとつのハッピーエンドとして着地した瞬間を捉えています。寶船と徳島の方々の阿波踊り愛が、そごう前ステージでひとつになりました。真に阿波踊り文化を愛し、真剣に向き合った人だけで成立している空間。この時ほど伝統芸能の奥深さを知った瞬間はありません。本当に最高でした!
徳島で、寶船を応援して下さる方には大きく2種類の人がいます。1つは、フレッシュな若者。寶船のパフォーマンスは、常に新しさを追求しているので、若いエネルギーに支持されることは非常に嬉しいです。
そしてもう1つは、年配の方々。これが、以外と多くいらっしゃるんですよ。戦後70年以上、ずっと徳島駅前で阿波踊りの歴史とともに生きてきた方々は、一周回って僕らのような新しい阿波踊りを面白がっていただくことが多いんですよね。阿波踊りの歴史を、自らの目で見てきた大先輩に認めていただくというのは、本当に踊り子冥利に尽きます。
動画の後半では、徳島のとあるかき氷屋のおじいちゃんとのエピソードが語られています。この物語に、寶船と徳島の方々とのふれあいが集約されています。阿波踊り界の異端児として出てきた僕らですが、今ではこうやって地元のおじいちゃんにも愛されてるんだなぁと思うと、ふと胸が熱くなります。
徳島で生まれた世界最強の文化、阿波踊り。その魅力を少しでも広めようと、僕らは明日からも走り続けます。今はコロナで踊れない日々が続いていますが、一日でも早く徳島でみんなが気持ちよく踊れる日が帰ってくることを切に祈っております。
(たかし)
※このイベントはコロナ禍以前に行われました。
チャンネル登録、高評価、コメント、皆さんぜひお願いします!
↳https://www.youtube.com/user/takarabune0?sub_confirmation=1
―――――
■Twitter随時更新中!
寶船公式Twitter→ https://twitter.com/takarabune_info
わたる https://twitter.com/yonezawa_wataru
めぐみ https://twitter.com/yonezawa_megumi
たかし https://twitter.com/RiceStreamLand
かっしー https://twitter.com/BONVO15
かおこ https://twitter.com/kaoko_810
■LINE@で友達になってください!
https://line.me/R/ti/p/%40lhe7303n
■その他SNSはこちら
Instagram→https://www.instagram.com/takarabune_official/
Facebook→https://www.facebook.com/Takarabune.official
TikTok→https://www.tiktok.com/@takarabune_official
■寶船オンラインコミュニティ『タカラボ』
https://takarabune.org/takalab/
ご入会お待ちしております!
■ご依頼はこちらから!パフォーマンス・講演会・取材・執筆・コラボなど、大歓迎!
↳ https://takarabune.org/contact/
■使用した音素材
↳OtoLogic(https://otologic.jp)
ポケットサウンド(https://www.youtube.com/c/ポケットサウンド)
#寶船 #TAKARABUNE #徳島